榾火山の会

(ほだびやまのかい)

 

参加者  OM(CL),KK、KT、SM、TT、NA、YK   7名
記録
2018年5月28日(天狗岳~男山)
今回の例会は梅雨前線の走りの低気圧の動向がはっきりしなくて、最終判断したのは前日10時の天気予報でした。それまでは1日日程を延ばして個人山行にしようかと考えていましたが、予定通りに実施した2日間とも雨は降らずにそこそこの天気となり、展望にも恵まれ良い例会になりました。前日は昼前の出発で午後5時過ぎに川上山荘に到着。ここはボルダリングの壁も有り、オ-ナ-はオ-ディオ趣味の方で自作のバックロ-ドホ-ンスピ-カ-で、風呂上りにビ-ルを飲みながら聞かせて頂きました。夕食後少し飲んで就寝。6時から朝食後直ぐに登山口である馬越峠に到着。

 

馬越峠出発                   天狗山のアズマシャクナゲ

車は我々だけです。曇り空の中出発。最初から急登ですが終わり近くになるとお目当てのシャクナゲが現れてきますが、標高が低いせいか最盛期を過ぎています。直ぐに一旦平坦になり、再びロ-プがある岩場ですがホ-ルド、スタンスも豊富で全員難なく突破して、見頃になっているシャクヤクに歓声を上げながら天狗山の山頂到着。曇天ながら360度の大展望です。南方は金峰山・瑞牆山から間ノ岳・北岳、甲斐駒ヶ岳(西方は八ヶ岳連峰が朝日に輝いています。

 

天狗山への急登                  天狗山山頂にて

 

天狗山より北岳、甲斐駒ヶ岳、八ヶ岳・赤岳、硫黄岳(クリック拡大)  男山への稜線

天狗岳からは急下降でロ-プの有る岩場が続き慎重に下ります。下り切ると男山までは起伏は有るものの所々咲いているシャクナゲ、ミツバツツジを眺めながらカラマツ林の快適な稜線歩きです。

 

稜線を行きます           振り返ると天狗山
瑞牆山の肩に薄っすらと富士山も顔を出しています。御所平への分岐から最後の急登を登り切ると男山の山頂。此処も天狗岳の山頂と同様大展望ですが、かなり雲が厚くなり天狗岳と同様とは言えず山々も薄くなっています。ゆっくりと早い昼食後、分岐までの岩場交じりの道を下降し、更に急斜面のジグザグ道を下り傾斜が緩むと林道に下ります。後は林道を辿り御所平登山口に下山。ここから予約していた川上観光タクシ-に電話し、私とNさんがタクシ-で馬越峠まで戻り、松原湖の日帰り温泉で入浴後、本日の宿泊地の長者の森に車を走らせました。

 

男山山頂にて                天狗山~男山ル-ト図(クリック拡大)

コ-スタイム
馬越峠(6:55~7:05)→天狗山(8:05~8:20)→垣越山(9:30)→男山(10:35~11:07)→御所平登山口(14:00)

 

2018年5月29日(御座山)
今日は下山後帰宅ですので、長者の森から登るか、白岩登山口から登るのか迷いましたが、白岩登山口の方が標高で200m高いのと、長者の森の方から白岩登山口からの方が道が良いとの情報が有り、白岩登山口から登ることにしました。前日確認していた白岩登山口への入り口から開拓地への道路を突き当たりまで行き駐車。ここは看板通り3台程度しか駐車できませんが我々の車だけです。
鹿よけゲ-トを開けて登山開始ですが良い道です。所々ヤマツツジが咲いています。
 

白岩登山口出発です                快適な道です

30分程で長者の森への分岐。ここからはカラマツを主体に白樺、ミズナラ、ダケカンバの道が続きます。道が急になりだすとシャクナゲが現れます。ここのシャクナゲは葉の大きいハクサンシャクナゲと葉が小さく尖ったアズマシャクナゲが有るようですが、咲いているのは全てアズマシャクナゲです。

 

シャクナゲもかすみます                急登も有ります

高度が上がるにつれて見頃になり、次々に現れるシャクナゲに歓声を上げ、写真を撮りながら登ります。眺望に恵まれないル-トですが見晴台で八ヶ岳連峰北部の、天狗岳、蓼科山が見えてきます。見晴台からもシャクナゲのトンネルをくぐりながら登ると前衛峰に到着。ここでやっと御座山山頂方向が見えてきます。前衛峰直後の岩場を下り主峰との鞍部に下ります。ここは下新井登山口の道標が有りますが、踏み跡は殆ど有りません。最後の急坂を登り切ると避難小屋が現れます。中は美しく保たれており良い感じです。直ぐに御座山山頂到着。岩場の山頂で我々だけです。
 

見晴台にて                   頂上直下の避難小屋

 

御座山山頂にて               御座山より昨日の天狗岳・男山、南アルプス、八ヶ岳(クリック拡大)

山頂からは昨日縦走した天狗山~男山がすぐそこで、南アルプス、八ヶ岳の峰々は昨日よりも霞んでいますが展望できます。更には、金峰山から甲武信岳への峰々も望めます。大展望に満足し、途中3パ-ティ-の登山者に出会いながらシャクナゲのトンネルを引き返し、午前中に下山。帰路、昼食に蕎麦を食べて明るいうちに守山駅に到着。思いがけなく天候に恵まれた例会でした。

 

アズマシャクナゲ                  アズマシャクナゲ

御座山ル-ト図(クリック拡大)

コ-スタイム
長者の森(5:00)→白岩登山口(5:25~5:30)→長者の森分岐(6:05)→見晴台(6:55)→前衛峰(7:45)→第御座山(8:25~9:00) →前衛峰(9:35) →見晴台(10:15) →長者の森分岐(10:50)→白岩登山口(11:20)