参加者 OM(単独)
記録
2025年3月9日
今日は日曜ですので公民館の駐車場には小津権現山等に登る登山者が止まって居るかなと予想しましたが、登山者は私だけの様です。快晴の下樽谷の滝への道路を歩きモレ谷への道に入ります。橋を渡ると除雪していない道路は雪に覆われています。昨年の2月中旬に花房山に登った時にはすっかり雪が無かったのに今年は十分に残雪が有りそうで、予定通りモレ谷、高地谷合流点に下る尾根を末端から登れそうです。
これから登る尾根 もうすぐ稜線です
この尾根は2002.年4月中旬にモレ谷の林道のUタ-ン部に駐車して今では登り口も良く分からない古い道から登り始め、稜線に登る手前のヤブ漕ぎして登ったと記録していますので23年ぶりです。モレ谷を渡渉して直ぐにスノ-シュ-を履きますが、雪が無い所も有りCo430m付近で雪が繋がり随分歩き易くなりますが、林道終点を越して暫くの所で太ももが痙攣気味になり急遽漢方薬を飲んで登り続けます(下山するまで繰り返し痛み出して困りました)が、樹林帯を抜けて雪が少し緩んだ最後の急斜面はスノ-シュ-を蹴り込まないと滑り落ちそうで、アイゼン無しでは下れそうも有りません。
花房山に到着 これから向かう小津権現山
何度も息をつきながら稜線に登り着くとホッとしますが、花房山直下の急斜面も同じ様な急斜面で、此処は下らなければならないのでステップを作りながら登ります。登り着いた花房山の山頂にはこんな好天にも関わらず誰も居ません。昨年は小雨模様の天気で雷倉まで行くか否かで悩みましたが、今日は好天ですので予定通り小津権現山に向かいます。
山頂より金糞岳、蕎麦粒山方面の山々 徳山ダムと周辺の山々
少し下ってP1096で昼食。小津権現山まではまだまだですので昼食後直ぐに出発しますが、直下はこれまた急斜面を雪のリッジ迄のトラバ-スで、運よく立ち木に引っかかれば良いのですがそうでない場合はそのまま一直線です。モレ谷の林道への分岐まで下るとヤレヤレですがこれから疲れた心身両面に堪えるCo1050mピークへの登りと小津権現山直下の登りが待っています。一つ目のCo1050mのピークに登り着くとアイゼンを履いた2人分のトレースが有り、アイゼンだけでも殆ど沈まない様で権現山の方向に向かっていますのでそのトレ-スを辿り権現山直下まで来ます。この斜面は無雪期でも結構な急斜面ですが、雪が付くと更にそそり立って見えます。右手に全層雪崩の跡が有り、その際を登ろうかと考えますが、トレースは左手を巻き上がっていますのでトレースを使わせてもらう事にします。只、北面は雪が堅く立ち木は無く、滑れば疑いなく一直線です。意を決してスノーシュ-を蹴り込んで一歩一歩ステップを切りながら慎重に巻き上がり山頂に登り着きますが、この時点でCO1050mピークまで戻ってそこから南東に派生している尾根を下る事は諦め小津への通常ル-トを下ることにします。
白山には少し雲が掛かっています 小津権現山が近づいて来ます
山頂には多くの足跡が有ますが、道の駅から足跡が殆どの様ですが、流石に今の時間には誰も居ません。先ほどのアイゼンの方も小津の方向に下っている様で、その後を追い掛けますが雪が腐っていて急斜面ではスノーシュ-が滑りまくり、たまらず尻セ-ドで下ります。夏の登山口からもトレースに従って下り、途中でスノ-シュ-を脱いで下り続けますがその内にトレースが消え、道が分からなくなり適当に下しますが、害獣防止柵に行き当たり通り抜けられずに暫く柵沿いに進み末端から通り抜け駐車場に戻って来ます。これから長い帰路が待っています。
小津権現山より花房山(左)と辿って来た稜線、奥に御嶽 花房山~小津権現山ル-ト図(クリック拡大)
コ-スタイム
小津公民館駐車場(6:40~6:47)→尾根取付点(7:30~7:37)→P626(8:45)→花房山(10:58~11:14)→P1096(11:48~12:16) →モレ谷林道下降点(12:51)→Co1050mピーク(13:43) →花房小津権現山(14:35~14:50) →高屋山(15:52~15:58) →夏の登山口(16:58)→小津公民館駐車場(17:36)