榾火山の会

(ほだびやまのかい)

参加者  OM(CL),OA、KS、SM,SH、TH、NY、YK 8名

記録
2015年9月19日(根子~竜門小屋)
昨日、「R ライズ」に到着した頃は雨で、明日の天候が危惧されましたが、根子集落を出発し、日暮沢までの林道を歩くに連れだんだん青空が出てきます。林道は崩壊の補修工事中で8月31日までは車は通行禁止です。やむなく2時間程の林道歩きです。今回は避難小屋泊まりで、寝具、食料を持ち上げる為久しぶりの「登山」の荷物です。林道は荒れ放題で、ダムまでも4輪駆動でないと通れるとは思えません。ダム以降は崩壊箇所が数カ所有り何時になったら車が通行できるやら。日暮沢小屋からはブナ、モミの尾根筋の急登です。風が有り以外と涼しい中をゆっくり重荷に堪えながら登り、やっとゴロビツの水場。期待に反しチョロチョロしか流れていません。清太岩山まで登ると明日からの主稜線が眺められるようになりますが、生憎ガスが湧いてきて朝日岳はガスの中ですが本日泊まりの竜門小屋は右手の稜線に見えてきます。竜門岳分岐から少し下ると竜門小屋到着。夏の間だけ管理人が常駐し、2泊分1人3000円を支払い、2階で荷物を下ろしビ-ルで乾杯。小屋は清潔で、トイレは水洗です。水も小屋の近くまで引かれており言うこと無し。夕方になり少し晴れてきた頃、本日の同宿者のKSさん、Nさんが到着。今夜は我々含めて10人のみ。夕食はちらし寿司と、豪華ボテトサラダ。明日は晴れますように。

清太岩山にて 竜門小屋到着 夕食準備です

清太岩山より稜線       竜門小屋到着          清潔な小屋です

寒江山の落日2 豪華なホテトサラダ 朝日連峰(根子~竜門小屋)

寒江山の落日         豪華ポテトサラダ       根子~竜門小屋ル-ト図

コ-スタイム
根子集落(5:50~6:00)→日暮沢小屋(8:00~8:20)→ゴロビツ水場(10:45) →清太岩山(12:15) →ユ-フン山(13:10)→半面山(14:10) → 竜門山分岐(14:10)→竜門小屋(114:20)

9月20日(竜門小屋~以東岳往復)
昨晩は風がかなり吹いており、今日の天気を心配しましたが、ユ-フン山に登る朝日が望める程度の高曇り状態です。雑炊と塩昆布、チリメンジャコ等の朝食後出発。これから進む以東岳への稜線、後ろを振り向くと大朝日岳ははっきり望めますが、天気が心配です。三方境まで来ると天気は少し持ち直して、眼下に狐穴小屋、以東岳へのなだらかな登りの稜線が続いています。

右上に竜門小屋です 三方境より以東岳 最後の登り1 以東岳にて1

朝の稜線 竜門小屋バック     三方境より以東岳      以東岳直下          以東岳山頂にて
以東岳は眼下に大鳥池を望む気持ちの良い山頂で、360度の大展望、朝から歩いて来た稜線が緩やかにうねって良い稜線です。飯豊連峰の石転沢雪渓がまだ稜線直下までの残っているかすかに判ります。山頂は我々パ-ティ-の独占です。山頂でのんびり過ごした後、青空の多くなった天候の下を引き返します。今日の稜線は夏後半の季節を表すハクサンフウロ、マツムシソウ、ウメバチソウ、コヤマノリンドウ、タテヤマリンドウ、トリカブト等のお花畑が広がって、全く予想外で感激です。狐穴小屋でコ-ヒ-タイムなどを摂りながらゆっくりと竜門小屋に帰着。振り返ると以東岳か遙か彼方。10時間余り、雨も降らずそこそこ好天の下良く歩きました。700円のビ-ルで乾杯。

以東岳後に1 やれやれ寒江山 )朝日連峰(竜門小屋~以東岳

以東岳を後に         ヤレヤレ寒江山      竜門小屋~以東岳ル-ト図
コ-スタイム
竜門小屋(6:00)→寒江山(7:10)→三方境(7:50)→狐穴小屋(8:15~8:30)→以東岳(10:40~11:20) →狐穴小屋(13:10~13:45)→寒江山(14:50)→竜門小屋(16:05)

9月21日(竜門小屋~小寺鉱泉)
当初の計画では、今日は大朝日岳を往復し、日暮沢小屋に下山予定でしたが、川田さん、根本さんは根子と古寺鉱泉に車を置いてあるとのことで、予定を変更して大朝日岳を越えて古寺鉱泉に下山することにしました。これで朝日連峰を以東岳から古寺鉱泉まで歩
いたことになり、且つ根子までの2時間林道歩きが無くなり楽になります。今日は昨日以上に悪天の様で先が心配です。西朝日岳への登り当たりから心配していた雨が降り出しこれ以降は展望を楽しみながらの稜線歩きはダメかと諦めましたが、大朝日岳に近づくにつれて天候は回復。大朝日小屋に荷物を置いて、空身で大朝日岳山頂へ向かいます。

西朝日岳にて 朝日小屋は目前 大朝日山頂にて 歩いてきた山々

西朝日岳にて         大朝日岳は直ぐそこ     大朝日岳山頂にて      歩いてきた山々

古寺鉱泉へ2  お疲れ様 マツムシソウ 朝日連峰(竜門小屋~古寺鉱泉)

ブナの道を下る         お疲れ様でした        マツムシソウ         竜門小屋~古寺鉱泉ル-ト図

山頂からは360度の大展望。遙か彼方に昨日歩いた以東岳とそれまでの稜線、霞んでは居ますが飯豊連峰も望めます。大満足で大朝日小屋まで戻り、後は下るだけです。小朝日岳の手前当たりからガスがわき上がって来て、大朝日岳を覆って全く見えなくなりました。ハナヌキ分岐から古寺鉱泉への道はブナとヒメコマツの樹林で気持ちの良い下りです。最後の下りで本格的に雨が出しましたが、午後3時前に全員無事に古寺鉱泉に到着。Nさんの車で「R ライズ」まで送って頂き、その後全員を迎えに行き、大井沢温泉で入浴。この3日間は心配していた雨も最後に降っただけで、久しぶりに充実した山行でした。メンバ-の皆さんお疲れ様でした。

コ-スタイム
竜門小屋(5:45)→西朝日岳(7:15)→大朝日小屋(8:50~9:00) →大朝日岳(9:15~9:35)→大朝日小屋(9:45~10:00) →銀玉水(10:30)→小朝日岳手前のコル(11:15) →小寺山(12:15)→ハナヌキ分岐(13:20)→小寺鉱泉登山口(14:55)    以上