参加者 OM(単独)
2025年10月13日
大峰奥駆道北部走破(赤線つなぎかな?)の最後は弥山から釈迦ケ岳です。
今までは前夜車中泊での日帰りで繋いできましたので、アプロ-チに多くの時間が費やされて余り伸展しませんでしたが、今回は太尾登山口から入山して弥山小屋に一泊のピストンですのでかなり進展します。

太尾登山口 奥駆道に合流
早朝から登山口に向けて車を走らせますが、昨夜の天気予報では殆どの予報会社に拠ると本日は晴天の予報でしたが、登山口に近づくにつれて雲が厚くなり登山口の太尾駐車場に着く頃は周囲はガスに覆われて、朝8時に関わらず夕方の様な暗さで準備をしていると雨も降り出して来ます。朝一時的に小雨との予報の予報会社が有ったので、午前中には晴れるだろうと希望的観測でカッパだけ着て出発します。

釈迦ケ岳に到着 孔雀岳への岩稜、薄日が差して来ました
しばらく登ると雨が強くなり、風も吹き、道を覆った笹で足元も悪くなったので雨具のズボンを履きます。なだらかで歩き易い道を登り着くと釈迦岳ケ山頂に到着。先着の2人パーティが休憩中です。天気は相変わらずですが、天気の好転を期待して釈迦ケ岳北側の難所と言われる岩稜を下り始めます。
雨に濡れた岩で滑らない様に慎重に上り下りしながら孔雀岳への分岐までたどり着くと後は普通の登山道です。靴は雨水でグチュグチュになってしまいますが、進むにつれて雨も止み時々はガスも薄くなって明るくなって来て期待しますが、そうは問屋が卸してくれません。

五鈷峰付近の崩壊地 リンドウ
五鈷峰付近の崩壊地に差し掛かると再び雨も降り出し天候も悪化しますが崩壊地付近は注意して歩けば問題になるような所は有りません。此処を登り切ると明星ケ岳ですが、山頂に寄るのは明日にしてパスし八経ヶ岳に向かいます。
八経ヶ岳に到着 弥山小屋に到着
八経ヶ岳山頂には私だけで、早々に山頂を辞し数か所設置されているオオヤマレンゲ保護柵の扉を開閉しながら弥山小屋に到着。着替え後濡れた装備を乾燥室に入れますが小屋の本日の宿泊者は私を入れて4名のみでゆっくりと就寝できます。
2025年10月14日
起床後外に出ると上空には星が輝いているのでホッとします。朝食は6時からとの事ですが朝食をおにぎりにしてもらい日の出と共に昨日行けなかった弥山神社に向かい、本日の無事を祈願後帰路に付きます。八経ヶ岳山頂は上空には青空が広がっていますが薄っすらとしたガスが残って遠方は少しぼんやりとしていますが、昨日の雨にも関わらず来て良かったと感謝しながら大きなおにぎりを頂きます。

弥山神社 八経ヶ岳より弥山小屋
その内に昨夜同室の単独行の方が登って来られ、栃尾辻を経由して川合に下山するつもりだが行程が長くバスの時間が気になりますと早々に下山して行かれます。眺めると釈迦ケ岳は遥か彼方なので朝食後直ぐに帰路の行程に掛かりますが、昨日登れなかった明星ケ岳に寄り道した後五鈷峰への急下降に掛かります。
八経ヶ岳よりこれから帰る釈迦ケ岳 仏生ケ山山頂
昨日の雨で濡れた岩、土で滑らない様に注意しながらの下降ですが、周囲の景気を眺めながらの下りは楽しめます。晴れていた空が楊枝子の森辺りから怪しくなり八経ヶ岳方面は雲が掛かり初め東側の谷からガスが上がって来て、孔雀岳付近になると西側は大丈夫ですが東側はガスで覆われて来ます。

空鉢岳より釈迦ケ岳 馬ノ背
釈迦ケ岳までの岩峰の通過は岩は乾いていて滑る事は気にしなくて良いのですが岩峰間の笹に覆われたトラバ-ス部は道が笹に覆われて見えにくいので濡れた木の根に乗らない様に昨日と同じように慎重に登り返します。

明星ケ岳(左奥)、釈迦ケ岳(右奥)を振り返る 戻って来ました
戻って来た釈迦ケ岳山頂は昨日程では有りませんが、ガスに覆われてしまいます。時々ガスが薄くなって、奥駆道南部の稜線が見える時が有るので写真に収めながら遅い昼食を摂っている間に単独行の方が一人で登って来られます。
昼食後太尾登山口に向けて下りますが北方面は余り良く無いですが少し天候は回復したようです。登山口には予定より少し遅れて下山しますが、これから4時間の長丁場が待っています。
釈迦ケ岳~弥山ル-ト図(クリック拡大)
コ-スタイム
前鬼林道ゲート前(5:20~5:29) →小仲坊(6:04~6:08)→二の岩 (7:33)→太古ノ辻(8:28)→蘇獏岳(8:40)→天狗山(9:35~9:39)→奥守岳(9:55)→嫁越峠(10:12) →地蔵岳(10:37~10:40) →嫁越峠(10:55) →奥守岳(11:31) →天狗山(11:55~12:11) →蘇獏岳(13:00)→太古ノ辻(13:09~13:21) →二の岩 (13:56)→小仲坊(14:47)→前鬼林道ゲート前(15:10)

カテゴリ :
10月.26,2025




