参加者 OM(CL),KY、SM、TH
日程
2013年 10月26日(土) 大阪19時25分発夜行バス→
10月27日(日)→鹿児島→高速艇→安房(泊)
10月28日(月)安房→淀川登山口→黒味岳→宮之浦岳→永田岳→鹿之沢小屋(泊)
10月29日(火)鹿之沢小屋→永田岳→新高塚小屋→高塚小屋(泊)
10月30日(水)高塚小屋→縄文杉→楠川分れ→白谷雲水峡→安房(泊)
10月31日(木)屋久島観光後 宮之浦 →高速艇→鹿児島19時20分発夜行バス→
11月1日(金)→大阪
記録
10月28日(月)曇り時々晴
淀川登山口をヘッドランプを点けて出発。2泊分の装備、食料でズッシリときます。淀川小屋まではなだらかな道。小屋は川の畔にあり良い感じです。
ここからいよいよ本格的な登り開始。花之江河は山中にぽっかりと空いた湿原で、ついでに目前の黒味岳に寄り道。黒味岳からは本日歩く、宮之浦、永田岳が遙か彼方です。
縦走路に戻り、ガスの中黙々と歩き、午後2時に宮之浦岳に到着。周囲はガスに囲まれ展望なし。かなり遅くなって今まで前後して歩いていたご夫妻は当初の目的で有る鹿之沢小屋を諦め新高塚小屋に変更し、我々だけ、永田岳へ向かいます。この辺りから天候が回復し、振り返ると宮之浦が夕日を受けて輝いています。
永田岳からの下りは、所々ロ-プが有るような結構厳しい所も有り、5時半に鹿之沢到着。先着者4名有り、早々にピサ゚とアルファ米の夕食摂り就寝。ここのトイレはかなり離れており途中遭難しないように、要注意。
10月29日(火)快晴
今日は明るくなってから出発。300mの登り返しです。全員元気はつらつ、振り返れば永田集落と東シナ海が朝日に輝いています。ロ-プ場も難なくこなして永田岳の肩到着。逆光の宮之浦と彩雲が何とも言えません。
宮之浦岳の肩にある焼野三叉路まで快調に引き返します。さすがに屋久島は370日雨が降ると言われているように縦走路も各所に水が流れており水の心配をすることがありません。
焼野からは下山開始。途中ヤクシカの親子がササを食べているのに出会いますが、全く知らん顔で逃げもしません。場所によってはシカの過食でササが枯れかかっています。大問題になるのは時間の問題でしょう。
本日の目的地の高塚小屋は新高塚小屋から1ピッチ程下った新築の気持ちいい小屋(収容20名)。直ぐ下は縄文杉で水場です。早く付いたため場所だけ確保後ピザを焼きながらのんびりと夕食。
10月30日(水)快晴
今日は最後の日です。隣に寝ていた方はネズミに残飯をかじられたとのこと。縄文杉は枯れ枝落下の危険が有るとの事で正面のデッキは立ち入り禁止。
ここから、夫婦杉、大王杉、ウィルソン株、翁杉を経て、トロッコ道へ下山。さすがにこのル-トは屋久島のメインル-トで平日にもかかわらず登山する方が多く、やり過ごすのに時間が掛かります。最盛期には大変だろうなと思います。でも敢えて縄文杉だけを見に行こうとする方には敬意を感じます。
トロッコ道を楠川分かれまで歩き、白谷雲水峡に向かう為に辻峠へ登り、ついでに峠の近くの太鼓岩に寄り道。太鼓岩からは翁岳~宮之浦の稜線が安房川南沢の彼方に望め、よくぞここまで歩き通したものだと感無量です。
辻峠からは苔の森(もののけ森)を経由し、白谷川の清流に感激しながら白谷雲水峡のバス停に無事到着。2泊3日の黒味岳・宮之浦岳・永田岳、天候に恵まれ本当に充実した山行でした。KYさん、SMさん、THさんに感謝!!
10月30日(水)晴後曇り
朝からタクシ-で、千尋の滝、平内海中温泉(足湯のみ)、大川の滝、いなか浜(ウミガメの産卵地)で島内一周の観光で宮之浦港。
コ-スタイム
10月28日 淀川登山口(5:40~5:55)→淀川小屋(6:50~7:15) →花之江河(9:10) →黒味岳分岐(9:45) → 黒味岳(10:20) →黒味岳分岐(11:00) →栗生岳手前(12:55~13:20) →宮之浦岳(13:55~14:15) →永田岳(15:50~16:00) →鹿之沢小屋(17:30)
10月29日 鹿之沢小屋(6:40)→永田岳(8:10~8:20)→焼野三叉路(9:45)→平岩(10:35)→坊主岩付近(11:45~12:15) →新高塚小屋(12:45)→高塚小屋(14:05)
10月30日 高塚小屋(6:35) →ウィ。ソン株(9:30~9:40)→トロッコ道(10:00~10:15) →楠川分岐(11:15) →辻峠直下(12:05~12:35)→辻峠(12:40) →太鼓岩(12:55) →辻峠(13:15) →白谷小屋(13:35) →白谷雲水峡バス停(14:10)
以上