参加者 OM(CL)、IA、IS、IS、IR、KY、KY、SM、HE、YK 10名
記録
2023年1月8日 編笠山
今回は10年ぶりの編笠山と入笠山の例会です。天気予報では7日の低気圧通過後冬型が強まり、風がかなり強くなるとの事でしたので10年前の記録を読み返すとパーカ-の帽子が吹き飛びそうな強風で難渋したと書かれていて今回も可能性が有りそうで、メンバ-には風による寒さ対策を指示しますが、風の強さの予報は徐々に弱くなって少し安心します。当日は快晴で午前7時過ぎに富士見高原スキ-場の登山者用駐車場に着くと9割方埋まっていて殆どの方は既に出発された模様で、我々も準備後出発します。
登山口を出発 樹林帯を登ります
林道から続く登山道を真っすぐに登り涸沢を横断して少し登り、カ-ブミラ-が設置された広場まで登ると朝日に照らされた編笠山が見えて来ます。此の辺りには道端に残雪がほんの少し残っている程度で雪は殆ど有りません。緩やかに登り続け臼久保岩小屋手前から残雪が現れて来て道の傾斜も増して来るのでアイゼンを履きます。次々と追い抜かれますが、アイゼンではなくチェ-ンスパイクを履いている方もおり、今回はこの方が正解かも知れません。積雪は5cm程度で樹林帯を黙々と登ります。Co2100m付近から大きな岩がゴロゴロする道になり積雪も増えて来て樹林限界に近づいて来ます。Co2400m付近で樹林帯を抜け出すと南側に大展望が開けて来て、振り向くと富士山、北岳、甲斐駒ケ岳、仙丈ケ岳の大展望です。風は少し吹いていますが前回とは異なり穏やかですのでホッとします。
富士山、南ア北部の峰々 山頂直下を登ります
仰ぐと大岩がゴロゴロしているゴーロ帯が続いておりアイゼンを履いていると登りにくいので一歩一歩登ります。登り着いた山頂は360度の大展望が広がり、目の前の赤岳、阿弥陀岳、権現岳に圧倒されます。
編笠山山頂にて 目の前に八ヶ岳
10名以上の先行者と同様、各々大展望を楽しみますが北アルプスは雲に隠れているのが残念です。一通り楽しんだ後風の無い所で富士山を見ながら昼食。昼食後はゴーロ帯の降りに掛かりますがすがアイゼンを引っかけない様に登り以上に慎重に下り、樹林帯迄降りて来ると今までの緊張も取れてホッとします。次々に下りて来る登山者に追い抜かされながら駐車場に戻って来た時には駐車場はがらんとして甲斐駒に西日が当たっています。8時間半の長丁場お疲れ様でした。
登って来た編笠山を背景に 編笠山ル-ト図(クリック拡大)
コ-スタイム
富士見高原スキ-場(7:20~7:30) →編笠山(12:02~12:45)→富士見高原スキ-場(16:00)
2023年1月9日 入笠山
今日も快晴です。富士見パノラマリゾ-トのゴンドラ運転開始が8時半ですので宿舎「ペンション ゲストハウス」の朝食を7時からにして頂き、ゆったりと食事してから出発。3連休で好天ですので駐車場はほぼ満員です。
ペンション ゲストハウス ゴンドラ山頂駅を出発
大半はスキ-、スノボを楽しむ方ですが我々の様に入笠山を楽しもうとする方々も多く見られます。ゴンドラ山頂駅からは昨日登った編笠山を初め北端の蓼科山を初めとする八ヶ岳連峰の山々が目の前です。準備後踏み固められた雪道をまずは入笠湿原へ向かいます。無雪期には立ち入れない湿原を横切って登山道に入ります。雪道は踏み固められてますがすべり止め無しでも歩けるのでそのままで進みます。
入笠湿原へ 入笠山に到着
途中で岩場コ-スと迂回コ-スが分かれていて、岩場コ-スの方が距離は短いので岩場コ-スに行き掛けますがアイゼンは無く、ワカンだけでは我々ロートルパ-ティ-は心もとないので迂回ル-トに方向転換し山頂に登り着きます。
八ヶ岳連峰 富士山、甲斐駒ヶ岳、仙丈岳の峰々
入笠山山頂にて シリセ-ドで下ります
山頂は穏やかな好天下に大勢の方が寛いで居ます。2000m弱ですので昨日程の展望は有りませんが、北側はゴンドラ駅以上の大展望で、皆さんスマホでの撮影に忙しい様子。今日は帰らなければならないので適当に切り上げて、来た道をシリセ-ド等で楽しみながらゴンドラ山頂駅に到着します。2日間穏やかな好天に恵まれ、今年の例会は順調な滑り出しで始まりました。お疲れ様。
ゴンドラ山頂駅に戻って来ました 入笠山ル-ト図(クリック拡大)
コ-スタイム
富士見パノラマリゾ-ト駐車場(8:20~8:31)→ゴンドラ山頂駅(9:07~9:18) →登山口(9:47)→入笠山(10:17~10:33)→ゴンドラ山頂駅(11:31~11:36)→富士見パノラマリゾ-ト駐車場(11:55)