榾火山の会

(ほだびやまのかい)

登山日:平成26年7月19日(土)~21日(月)

参加者:HY(CL)、NH(SL)、AN、IS、IM、KY、KT、SH

コースタイム:白骨温泉丸永旅館(6:00) →十石山避難小屋(10:00~11:13)→白骨温泉登山口着(14:10)

7月19日 山科駅前バス停で雨を避けて、ISさん発案のレンタカーを待つ。車は予想以上の乗り心地で、おかげで、一台で参加者全員8名乗ることができる。ただし、最後部の中央席はクッションが必要である。途中、養老、ひるがの と休憩をとり、高山で昼食に蕎麦と思ったが、店が改装中で、敷地内で麺を製造しているラーメンに変更、あっさり味で結構である。乗鞍で滝を見に行く案もあったが、登山口を確認したく、白骨温泉を目指す。ブログにあった通りを確認できたが、雨が降り始め、宿につくと激しく降ってきた。明日は午後から雨の天気予報。早立ちとし、朝食はおにぎり弁当にしてもらって、床に就く。

20日 とにかく、行けるところまで行こうと出発。登山口は我々の外に車はない。登山口から少し登ったところで道は平坦となり、ブログで見た標識を確認しながら、緩やかに登ってゆく、登山道は笹が刈られ歩きやすい。所々、オダマキ、ゴゼンタチバナ、ギンリョウソウ、サラシナショウマ、トリアシショウマ、マイズルソウ、カラマツソウ、ツマトリソウ と見て行くうちに、薄日が差してくる。休憩を取ると、ブトに襲われ、用意の防虫ネットを被ったり、虫よけを散布したり対策をして登ってゆく。途中3回ほど休憩を取って、手前にやや人工的な感じのするお花畑を配した、立派な避難小屋に到着。荷物を小屋に置いて、裏手の展望台に登るも残念ながら灰色の空しか見えない。背後の尾根から頂上はこちらの声に導かれて皆で三角点を目指す。


十石山三角点は生い茂るハイマツに囲われて、みんなで写真を撮るのも一工夫を要す。ここから先、尾根道の痕跡はあるが、手入れもなく、進むには、ちょっと勇気が必要である。避難小屋の周りに、チングルマ、その他名前の分からない花の咲くお花畑、小屋の裏の砂地には、コマクサ畑、また、三角点への登山道には、シャクナゲやら、ハナウドらしき花が迎えてくれる。

昼食をとっているうちに、雨がぱらついてくる。雨具を付けたり、すぐ取り出せるように準備して、急いで下山したが、しまいには、薄日が差してくる。白骨温泉の露天風呂で汗を流し、途中、蔵久でかりんとうを求め、次の宿を目指す。

十石山は、噂の通り、花に恵まれた山である。晴れた日には、大展望が望めるという。晴れた日に訪れたい山である。

21日  まだ、男二人寝ているところへ、女性陣が出かけると声をかけてくる。とっさにパスと言ったものの、意識が戻ってくるにつれて、行く気になり、後を追う。北アルプス北部の展望台鷹狩山の頂上からの眺めは、足下に安曇野が朝日に輝いて、その向こうに、緑の樹林帯が北アルプスまで続いている。鹿島槍ケ岳は雲の中だが、鹿島槍への途中何気なく通り越してゆく、爺ケ岳が正面にどうどうたる姿を見せている。左手の餓鬼岳、燕岳はほとんど雲に覆われている。横に建つやたら高い展望台に登って、朝食の時間を考えて、唐花見湿原を割愛し、宿へ帰る。

朝食後、道路を隔てた『安曇野ちひろ美術館』を訪ねる。広い公園に、美術館、山荘、大花壇を配し、現代的な工作物にもかかわらず、都会人には非日常的な空間を感じさせる場所で、約1時間を過ごしても飽きない所である。

 

 

 

 

次に、北アルプス中央部展望台長峰山を目指すも、山は雲に隠れているので、ショッピングと昼食に切り替え、後は運転手さんのお世話で無事帰る。展望にはやや思いが残る山行であったが、これは、中島さんによると、山のまたいらっしゃいと言うメッセージとのこと。          (HY記)