森吉山(秋田県)山行報告
登山日:平成31年6月17日(月)~19日(水)
参加者4名 コースタイム(概要)
1日目:森吉山荘まで
京都駅を9時に新幹線で出発すれば15時30分に角館駅に到着、
そこからレンタカーで森吉山荘まで2時間、山荘は温泉で夕食時は飲み放題の豪華版。
2日目:森吉山登山(往復)
山荘からヒバクラ岳登山口まで車で30分、登山開始からヒバクラ岳麓までなだらかな登りで途中、水場があります。ここまで約100分、山人平のお花畑まで計200分、ここで昼食休憩が20分。
途中出会った人は1人だけ、昼食時には二人の女性が居られ一人はガイドさんで山頂の稚児平が満開と教えていただいた。
山人平に花も沢山あるが沼もあり水芭蕉が花をさかせています。登山ツアーの約20人とすれ違う。
雪渓を少し登り山頂に到着(登山口より約5時間)、360度の展望で東北の名山が眺められる。
10分ほど下ったところが稚児平で先ほどのガイドさんが手招きをしている、満開の花の中に超稀少な
「チングルマの八重咲き」があると教えてくれた。
漢字表記で「稚児車」、ここの場所が稚児平である名前がよくわかる。
満開を聞きつけて、そこには地元の新聞社の方が取材で写真撮影に、是非(?)花と一緒に写真を撮りたいとのこと、快くお花畑を歩く、京都から来てる、新聞が買えない、何時載るの、明日帰る、それでは明日の新聞に載せましょう。との返事。
帰路では、下りの雪渓ではアイゼンで安全に、登りでは見えていない花の写真を撮りながら時折、
枝注意(おっと、それはコシアブラ)と山菜もいっぱいあるようです。
のんびり写真撮影山行で約9時間の贅沢な山行でした。今夜も飲み放題。
3日目:森吉山麓ヒーリング散策
山荘から30分のところにキャンプ場と野生鳥獣センターがあるだけで他はクマゲラの森とよばれるブナの原生林で天然記念物のクマゲラの繁殖地で木々や動植物が保護されている。
森には多くの滝があり、われわれは「桃洞の滝」をめざして山麓を“もっとゆっくり”の声をききながら滝に到着、途中ではクマゲラのドラミングの音も聞こえ緑たっぷり、みなさん大満足。
この先の赤水渓谷は天国の散歩道と呼ばれるところで紅葉の時期に再度訪れたい所である。時間が掛かったので行きたかった所が一カ所(秋田最後の秘境)行けず次回のお楽しみとしました。
角館では温泉に入ってフロントで地元紙をみると昨日の山での取材が掲載されている、夜の地震で記事は吹っ飛んだと思っていたが良かった。
名物料理の稲庭うどん、比内地鶏親子丼を堪能して帰路に着きました。
◎人との出会い:
・宿の方と夕食時、花の話をしていると、なんとNPO森吉山ネイチャー協会、鷹巣山岳会などに
所属している立派な森吉山マニア、自然観察指導員などもされている方で花の本も出版。
・昼食時の隣の女性は北東北山岳ガイドの方でした、貴重な花を紹介してもらいました。
・秋田の新聞記者さんは花と登山者で良い写真がとれて新聞にも掲載してもらいました。
・野生鳥獣センターの解説委員の方には色々な話や質問にも気軽に対応し、「飼育しているクマゲラ」
を見せていただき鳴き声など聞かせていただきました。
・かくのだて温泉センターフロントのおばさん、新聞見せてもらってありがとう、
あつかましく掲載頁を頂きました。
森吉山の由来は「森が良い(良し)」だそうです。よき仲間と、よき天気で、よき山行でした。