榾火山の会

(ほだびやまのかい)

参加者   OM(CL)AT、AM、IA、IS、IS、IH、KY、KY、SH、SM、TA、NK、MS、MM、YK 16名
記録
2021年2月17日
土蔵岳は10年ぶりです。前回は広瀬神社から大タワに登り中尾根を下降した周回ル-トでしたが終日雪模様で全く展望が無かった山ですので、今回は!との意気込み望みましたが、天気予報は余り望ましくなく、おまけに強風が吹くとの事。国道303号線は除雪されておらず八草トンネル東側の道端付近は5cm程度の積雪です。予定では時間の余裕が有り、天気が好転した場合は土蔵鉱山跡に下山する予定ですので、余り期待できませんが、取り敢えず八草トンネル西側の土蔵鉱山跡から最も近い所で国道の除雪地に1台回送しておきます。旧道の入口でワカンを装着し下流側に少し下った尾根の末端から取付きます。

国道脇でワカンを履いて出発              取付き点から急登です

取付き点には前の土・日の物と思われる雪に覆われて消えかかったトレースが残っています。杉林の尾根末端から始まる急登は暫く暖かい日が続いて雪はいたる所で断裂されて雪壁状になっており、右往左往して登れる所を探しながら登ります。

P885にて                    標高900m付近のブナ林

Co600m越すと雪壁も無くなり傾斜も緩んで登り易くなります。途中でNKさんとラッセルを交代。相変わらずパワフルにガンガン登って行かれます。女性陣は少し離れて順調に付いて行く様子で私は一休み後写真撮影と自身に言い聞かせて後ろから付いて行きます。P885付近から予報通り風が強くなり、P885から一旦下ったコル付近からは上空は青空が広がって来ますが、冷たい風が頬を刺し上手くしゃべれない程です。地吹雪で新雪は吹き飛ばされて雪庇か大きくなっており、尾根上はザラメ状の旧雪が凍ってスノーシュ-が良く効きます。振り返ると白倉岳が、東側は蕎麦粒山、黒津山、湧谷山が曇り空の下に見えて来ます。県境稜線に合流する付近のなだらかな尾根にはブナの大木も多くブナの回廊で、急登を登り切ると土蔵岳山頂。

 

標高20m付近から登って来た尾根を振り返る      山頂直下は急登です

山頂をかいた竹ペグがぶら下がっているだけで、これが無いとここがピ-クだとは分かりません。昼食は頂上直下の雪庇の風下の窪地で摂り、時間の余裕も有り、天気も回復して来たので末端に土蔵鉱山跡の有る南西尾根を降りる事にします。相変わらずの地吹雪の中Co930mピークから急斜面を下り登り返して県境稜線をP937まで下ります。此処から県境稜線から分岐した南西尾根を下ります。

土蔵岳山頂にて                下山時、P937へ

最後杉林の中の遺構を通って道路に着地。橋を渡り急斜面のショートカットル-トで国道303号線に登り付き、駐車地に到着。道路の雪はすっかり解けて路面は乾いておりすっかり春山の趣です。

土蔵鉱山跡を下ります                土蔵岳ルート図(クリック拡大)

コ-スタイム
八草トンネル東側駐車地(8:40~9:09) →登山口(9:24)→P885 (11:03)→土蔵岳(12:26~12:31) →山頂直下昼食地(12:35~13:00) →P937 (14:00~14:06)→鉱山跡の道路(15:46)→八草トンネル西側駐車地(16:00)