榾火山の会

(ほだびやまのかい)

武奈ヶ岳 山行報告

参加者   OM(CL)、KY、SH、YK、YK
2022年8月29日
今回は、9月3日からの燕岳~常念岳縦走(天気予報では秋雨前線と台風の影響で荒天予報ですが)のトレーニングです。何時もの通り堅田駅で待ち合わせて、葛川市民センタ-の駐車場に到着。月曜日ですが数台の車が駐車して居ます。準備後出発。先ずは地主神社に登山の安全を祈願して明王谷林道に入りますが今日は誰も歩いていない様です。牛コバ手前まで林道を歩き4ヶ月ぶりのシャクシコバノ頭南西尾根を登り始めます。

坊村の駐車場を出発です            急な尾根をよじ登ります

いきなりの急登ですがこのル-トは以前大橋まで登山道として利用されていた様でCo600m付近に、4月には気が付かなかったのですが一部は道端に落ちたり、木に立て掛けられて朽ちかけた道標を見つけます。此処からの登りは更にきつくなり、木の根、灌木を掴みながら両手両足を使って登ります。やがて傾斜がゆるんで来ると杉林から自然林になりブナも現れて来ます。馬酔木のヤブも有りますが、踏み跡は比較的はっきりヤブの間を縫う様に登っておりそれを辿るとヤブに煩わされることは有りません。後ろを振り返ると4月に下った烏戸山比良岳の奥に蓬莱山が見えて来ますが山頂付近は少し雲が掛かっています。

シャクハコバノ頭直下より蓬莱山(奥)          コヤマノ岳のブナ林を武奈ヶ岳へ

シャクシコバノ頭で小川新道と合流した後は普通の登山道になり、一旦中峠へ下って登り切るとコヤマノ岳に到着し、休憩していると中峠からトレランの方が登って来られます。コヤマノ岳の台地状の山頂付近はブナ林に覆われていつ歩いても気持ちが良い所です。武奈ヶ岳への最後の登りは雨水に浸食された深い溝状の登山道ですが、歩きにくいので脇のザレ場の急登を登り山頂に到着。山頂は10名ほどの先着者が思い思いに寛いておられます。

最後の登りです                  武奈ヶ岳山頂にて

我々も集合写真を撮って岩に腰かけて昼食にしますが元々全体的に視界が悪かったのが急に琵琶湖側からガスが上がって来て琵琶湖側は全く見えなくなりますが、風も適当に有り余り暑さは感じません。

武奈ヶ岳を振り返る              ブナ、ミズナラ林を下ります

下山は何年ぶりかの西南稜を下りますが、登山道の脇にはススキが風に揺れて山はもう秋です。道標が新しく整備されている所も有り、明王院へ下る直前の登山道には杉の倒木が多数有るのを見て久しく通っていないのを実感します。お疲れ様でした。

お疲れ様                   武奈ヶ岳ル-ト図(クリック拡大)

コ-スタイム
葛川市民センタ-駐車場(8:00~8:07)→シャクシコバノ頭南西尾根取付(8:53~8:59)→シャクシコバノ頭(11:06) →コヤマノ岳 (11:36~11:43) →武奈ヶ岳(12:06~12:40) →御殿山(13:25~13:34) →葛川市民センタ-駐車場(15:19)