榾火山の会

(ほだびやまのかい)

大黒山 山行報告

参加者   OM(単独)
2022年11月12日
昨年の8月に南側の椿坂から登った時、山頂から北側の中河内に向けて真っすぐに派生する尾根が気になっていましたが、ウッディ-パル余呉で購入した「余呉トレイル」マップに記載されており、紅葉には少し遅いですがヤブの見通しが良くなって暖かい今日辿る事にしました。余呉町中河内集落手前から県道中河内木之本線に入ると直ぐに通行禁止の表示が有りますが、横をすり抜けて入れるのでそのまま進入します。少し走り下山予定点の道端に駐車します。

朝の県道の上に残月               高時川を渡渉して奥の雌鳥谷に入ります

今日は渡渉と沢を遡る予定なのとヤブが有った場合夜露に濡れない様に長靴で歩きます。高時川沿いの県道を雌鳥谷出合の通行止めの表示まで歩くと湘南ナンバ-の車が駐車しています。私と同様大黒山に向かったか、北側の音波山向かったかですがいずれにしてもかなりマニアックな方の様です。脹脛程の水位の高時川を遡り雌鳥谷に入りますが、関西電力の巡視路の矢印に従って渡渉しながら遡りますが橋の残骸が残っています。現在では川床は浅くなっていますが、以前はもっと深かったのでしょう。

急な支尾根を一直線に登ります     上谷山への尾根が見えて来ました

ピンクテ-プが吊り下がっている所から登り始めますが急な尾根に直線的にプラスティク土止めの階段が続いています。土止めが埋まり斜面化した個所も有り下る場合は注意が必要です。最初の鉄塔まで登ると対岸に下谷山への尾根が見えて来て一息つきますが急な階段はまだまだ続いています。Co690m付近でピンクテープが3番目の鉄塔方向へ導いているので行ってみると、鉄塔迄降りてからトラバ-スしながら続いているようですが、どこかで尾根に復帰するはずで、ヤブも大したことはなさそうですので尾根を登り続けCo770m付近で合流。此の辺りから巡視路は素晴らしいブナ回廊になります。

ブナの回廊               大黒山山頂

道端に申し訳程度に吊り下がった大黒山東峰の山名標を過ぎて3番目の鉄塔からは南西方向の展望が有り比良山地方面が望めますが好天続きで霞んではっきりしません。登り着いた大黒山は予想通り誰も居ませんのでブナに囲まれて展望の無い山頂で少し早いですがのんびりと昼食。

椿1輪                     下山尾根の紅葉

昼食後大黒山北尾根を下ります。暫くはブナの尾根で踏み跡は続きますがヤブ気味になって来ます。登りに有ったピンクテ-プは無く古いテープは有りますが尾根芯を外さない様に下りますが、Co800mピークでうっかり直進しそうになり東に方向を修正しP778.4m(点標 イカ谷)まで下って来ます。此処からもヤブ気味の下りは続きますが3個所支尾根の派生が有りますので支尾根に入らない様に方向を決めて下り、最後の急斜面のヤブをかき分けて菜園の有る田圃の跡に下ります。

県道の駐車地が見えて来ました         大黒山ル-ト図(クリック拡大)

コ-スタイム
中河内県道駐車地(7:19~7:23)→雌鳥谷出合(7:55)→雌鳥谷登り口 (8:09)→大黒山東峰(9:44)→大黒山(10:28~11:07)→P778.4 イカ谷(11:56~12:07) →中河内県道駐車地(13:01)