榾火山の会

(ほだびやまのかい)

参加者  OM(CL)、AM、IA、IS、IH、IR、KS、KT、KY、KM、SH、TA、NA、HE、YK    15名

記録
2023年12月28日
榾火山の会の納会は恒例の生杉付近の山です。今年は高島トレイルを根来坂峠からおにゅう峠を経由しP803から下山する周回ル-トを計画しました。昨年はクリスマス寒波で積もった雪をラッセルしてイチゴ谷山に登りました。今年は北陸地方が大雪との事ですが、此の辺りは全く雪は有りません。晴天下の暖かい中朽木小入谷林道入口の空き地に駐車して出発。谷川の洗い越しの渡渉は水量が多いのではないかと予想し大型のレジ袋を履いて渡るつもりで用意しましたが、琵琶湖の水位が異常に低下している程、雨が降らないので飛び石を利用して簡単に渡れます。

駐車地を出発                  生杉の雲海

高島トレイルの根来坂峠に登る道は福井県の小浜から京都に抜ける街道で、所謂鯖街道として日本遺産第1号に認定された事が書かれた道標も設置されています。雪が全く有りませんが、落ち葉が積もって滑りやすくなった道を途中林道小入谷線に合流しながら登り、根来坂峠の手前で鯖街道と別れて高島トレイルのCo860mピーク(白石山の山名標が吊り下げられています)まで登ります。稜線には先週末の雪が所々薄っすらと積もっているだけです。ピークから少し降りると根来坂峠。

榾火20周年時制作の標識が残っています      おにゅう峠へ

鯖街道の詳しい案内板の横に我榾火山の会の20周年を記念して鯖の形に切り抜かれた根来坂峠の山名標が括り付けられています。今年40周年を迎えた我山の会の納会でこの山名標に邂逅できたのは偶然とはいえ感慨深い事です。少し登ったP871は展望が開け若狭湾も眼下に、目を凝らせば白山も薄っすらと見えて来ます。一旦林道に降りて辿り着いたおにゅう峠は平日で林道が通行止めになっているせいか誰も居ません。昼食には少し早いのでもう少しトレイルを進み展望が効く所に腰を下ろし、年末とは思えないほどの暖かさの中で比良山系の山々を眺めながら昼食。

おにゅう峠にて                 昼食場より比良の山々

此処からは一旦150m程下り、同じ程登り返すとP803に到着です。此処で高島トレイルと別れて東側に派生する小入谷への尾根に入ります。6年前の3月に同じル-トで周回した時は所々残雪が有りCo750m辺りからの下りでワカンを履いてのユズリハのヤブ漕ぎに難儀した経験が有り心配しましたが、今回はかなり濃いヤブですが、獣道を見つけそれを見失なわないようにすると意外に楽に通過できます。

オクスゲノ池付近を登ります            ユズリハのヤブを漕いで下ります

お疲れ様                  生杉付近の山ル-ト図(クリック拡大)クリック拡大

その後も薄くはなりますが林道への着地迄断続的にヤブは続きます。林道への最後の着地予定点は崖状の法面になっており、止む無く急斜面をトラバ-ス気味に下り6年前とほぼ同じ時間に無事に着地します。雪が無く暖かい中、今年一年事故もなく無事に納会を終了出来た事を感謝すると共に、皆さんも良いお年をお迎えください。

コ-スタイム
小入谷駐車地(9:10~9:16) →焼尾地蔵(9:53)→Co860mピーク(10:37~10:41)→根来坂峠(10:46~10:51)→おにゅう峠(11:08~11:13)→稜線Co790m付近(11:26~12:01)→P803(13:17~13:30)→Co770mピ-ク(14:21~14:31)→小入谷駐車地(15:21)