榾火山の会

(ほだびやまのかい)

参加者  OM(CL)、IA、IS、IS、IH、KT、KY、KM、KU、SH、MS、MS 、MN、 MM、YK、YK 16名

記録
2024年3月3日
木地山のバス停に到着すると、道路には雪が薄っすらと積もっています。今日は快晴ですが稜線での雪の状態が心配です。準備後登り口まで少し戻りますが道路は凍結してツルツルの所も有り注意しながら歩き登山口に到着。新雪が5~10cm程度ですので、駒ケ池南のピークから南西に派生している支尾根をツボ足で登り始めます。雪が少ないにも関わらず下生えは余り無く登り易い尾根で、無雪期にも十分使えそうです。

出発します                  駒ケ池へ

杉林と自然林が交互に現れて来る支尾根を登り駒ケ岳南尾根に登り切ると積雪は20~30cmになりますが、昨日からの新雪ばかりで尾根芯には根雪は無いようです。眼下に溶けかけた雪に覆われた駒ケ池が見えますので降りてみます。2月中旬に登られた方のレポでは池の上を歩けたと有りますので、周辺の雪を含めて殆ど溶けた様です。此処でスノ-シュ-、ワカンを履きます。

真っ蒼な空に向けて登ります           山頂へ

巨木が点在する駒ヶ岳南尾根のブナの尾根はいつ歩いても気持ちが良いのですが、特に積雪期の蒼い空をバックにすっきりと聳え立つブナの巨木を眺めると何とも言えずホッとします。只、今年は異常なほどの暖冬で、普通なら1m程の雪が有る尾根は地肌が現れている所も有る程で根雪が無く、昨日からの僅かな新雪が有るだけでラッセルも無く残念です。辿り着いた山頂は日曜日にも関わらず誰も登っておらず我々だけの独占で、生憎の春霞で伊吹山は見えずかろうじて琵琶湖が灰色に見える程度です。

三重ケ岳、湖北武奈ヶ岳の山々         若狭駒ケ岳山頂にて(ISさんのドロ-ンが撮影)

暖かい陽射しの中でのんびりと思い思いに昼食後、ISさんがドロ-ンを飛ばし、上空からの集合写真、360度のパノラマ写真を撮影されます(翌日配信された動画は我々を俯瞰する位置から撮られており視点が異なっていて面白い)。

稜線より武奈ヶ岳方面             下山

昼食後時間に余裕が有るので与助谷山まで足を伸ばす事にします。駒ヶ岳西尾根も南側に所々杉林が有り、南側からの百里ケ岳の眺めは限られていますが、北側はブナ林が広がり樹間から千石山、若狭の海を眺めながら小ピ-クを幾つか上り下りし与助山谷山に到着。

戻って来ました                 若狭駒ケ岳ル-ト図(クリック拡大)

後は下りだけで、雪も20cm程度ですのでスノ-シュ-、ワカンを脱ぎ、軽アイゼンを持って来られた方は軽アイゼンを履きます。与助谷山からの下りは上部は自然林ですが大部分は杉林の尾根でCo400m付近まで下ると雪は地面を薄っすらと覆うだけになって、軽アイゼンを履いていないと滑る滑る‼。ストックを支えにし、木を掴んで転ばない様に慎重に下ります。林道に降り立ってヤレヤレです。戻ったバス停の雪はすっかりなくなっています。

コ-スタイム
木地山バス停(8:05~8:17) →登り口(8:29)→稜線(10:00)→駒ケ池(10:06~10:20) →森林公園分岐(11:14~11:22)→若狭駒ケ岳(11:36~12:24)→中小屋分岐(12:45)→与助谷山(13:42~13:55)→木地山バス停(15:11)