榾火山の会

(ほだびやまのかい)

庄部谷山  山行報告

参加者  OM(CL)  KY、YK
記録
2020年5月29日

今日は快晴です。午前7時に湖西線堅田駅前で待ち合わせ、2時間弱で粟柄林道の駐車地に到着。此処には「粟柄関所跡」の可愛らしい石碑が立っています。少し戻り、橋を渡った所で庄部谷山の西側のピ-クから南南東に伸びている尾根に取り付きます。最初は藪っぽい急登ですが、木の枝を掴んで登ります。

粟柄関所跡の可愛らしい石碑          尾根の初めは急登です

尾根の末端は大抵の山ではこのような急登ですのでしばらく我慢して登るとP384mに到着。此処からは傾斜が緩み最初の鉄塔付近から巡視路が現れて歩き易くなります。以後は巡視路を辿り、尾根は550m付近で裸地になり、草の間を登りP583.4mに到着します。此処は本日のル-トで唯一南側の展望が開け、三国山から赤坂山、大御影山が望めます。

P581.3mから大御影山(右側)          庄部谷山への尾根のブナ林

P677m北側の4番目の送電線付近は2012年5月27日に新庄から登って来た時の尾根への到着点です。此処からはブナを主体とした樹林で、新緑に染まりそうな稜線を登り庄部谷山の山頂に到着。途中ケガなのか、病気なのか分かりませんが弱った小鹿がうずくまって居て、我々が近づいても逃げようともしません。可哀そうですがどうする事も出来ませんのでそのまま立ち去りました。山頂は誰もおらず、小鳥の鳴き声だけです。

庄部谷山山頂にて                庄部谷山からの稜線のブナ林

昼食後野坂岳~三国岳の稜線に向けて進み、途中のP850mで南に折れ、P795mに到着。此処迄は左手に木の間越しに野坂岳を望みながらのル-トで踏み跡もしっかりして、テ-プも随所に有り楽です。P795mで尾根は南東に折れ曲がり送電線鉄塔が有るP708mまでは古い道の跡が残りテ-プも有ります。此処から左手に有るテ-プに導かれて下り始めますか誤りに気付き戻り、5分程度のロス。下山ル-トのテ-プは確認しないとトラブルの原因となります(私は下見の場合を除きテ-プは巻きませんが)ので要注意です。此の道は巡視路かもしれません。此処からはテープは余りなく、踏み跡も薄くなります。

下山尾根570m付近                550m付近を下ります

P674m北側のコルで林道に飛び出し、少し林道を辿って適当な所から、コンパスで方向を定め、広い尾根を下降しますが、時々地図とGPSを参照しますが誤っても直ぐに修正出来、文明の利器様々です。最後の尾根の下降点は少し行き過ぎ、急斜面をトラバ-ス気味に修正して無事予定していた時間より早く駐車地に下降しました。

庄部谷山ル-ト図(クリック拡大)

コ-スタイム
粟柄林道の駐車地(8:45~8:55) →尾根取付(9:00)→P384m (9:24)→P583.1m(10:10)→庄部谷山(11:45~12:24)→P795m(13:12) →P708m送電線鉄塔(13:40) →最下部の林道横断(14:41)→粟柄林道の駐車地(15:15)