参加者 OM(単独)
記録
2020年6月27日
石山駅発の一番早いアルプス登山口のバスに乗車。10名程度の登山客で、手前のバス停で4名下車された方がいらっしゃいましたが何処に登られるのでしょうか。アルプス登山口で下車し出発しますが、新名神高速道路の建設中で山は削り取られている最中で、ダンプカ-が走り回って周囲の様子は以前ののどかな様子とは一変しています。天神側に沿った道路を迎不動へ遡ります。途中の道が広がった所には2~3台駐車できる所が数か所有ります。迎不動にも数台駐車可能で、既に3台止まっていました。
アルプス登山口ふきんは新名神高速道路工事中 迎不動登山口
天神側を渡って登山道が始りますが、随所に10月、11月は「松茸山」に付き登山道以外に立ち入り禁止の表記と荷造りテ-プでの仕切りが施されています。数回渡渉を繰り返し鎧堰堤に到着。この堰堤は鶏冠山の麓に有るオランダ堰堤と同様、明治中期にオランダ人のデ・レイケの指導で製作された石造りの堰堤との説明書きが有ります。
鎧堰堤 鎧堰堤の堆砂地
堰堤上流の堆砂地の水流を跨ぎながら進むと左手の小沢入口にテ-プが有ります。沢に沿って遡ると登山道は沢から離れて登って行くので、沢の水がどこまで続いているか興味が有ったのでそのまま沢を詰めて行くと水流は直ぐに途切れますが、その後も沢には石垣が築かれて土砂の流出防止を徹底しているようです。沢を詰めて尾根に出て少しヤブ漕ぎして正規の登山道に復帰します。尾根の登山道は花崗岩のザレ場になっている所も有り下りは滑らない様に、又山頂の手前には岩場も有り注意が必要です。
堂山への尾根より堂山、琵琶湖方面 堂山山頂の表示板
堂山に到着した時は単独の女性登山者がいらっしゃいましたが、昼食中に下山されました。山頂は北側を除いて展望が有り、目の下には朝の工事現場が見渡せ、目を上げれば山城の山々から音羽山が、西に目を転ずれば比叡山、比良の山々ですが、残念な事に比良の山々は霞の中に埋没して見えません。昼食後親子(?)の2人パ-ティ-が天神川登山口方向から登って来られましたが直ぐに迎不動の方向へ下って行かれました。少し暑いですが風が爽やかな山頂でこんなにのんびりするのは久しぶりです。
ザレ場にはロ-プも有ります 新宮神社
今日はバスですので元の所に戻らず新免に下山です。バスの時間が有りますので山頂を辞し、ザラ場で滑らない様に注意しながら下山開始。此のル-トはV字型に雨水に浸食された道、ロ-プの有る岩場など変化に富んだル-トで道標も要所に有りますが、余り使用されていないようです。獣避けフェンスの扉をくぐると新宮神社境内に出ました。神社に参拝し、少し下り新免バス停に到着。曇り空で日差しが無く快適な20年ぶりの堂山でした。
新免バス停より堂山方面 堂山ル-ト図(クリック拡大)
コ-スタイム
アルプス登山口バス停(8:45~8:53) →迎不動(9:22)→鎧堰堤 (9:45)→堂山(10:50~12:07)→新免バス停(13:12)