榾火山の会

(ほだびやまのかい)

鳥甲山 山行報告

参加者   OM(CL)、IA、KY、YK
2022年9月27日
昨日の白砂山下山後の温泉は、一度漬かってみたいと思っていた草津温泉に決めて現地に行ったのですが平日にも関わらず、混雑で目的の温泉に辿り着けなかったので諦めて草津白根山の肩を通る志賀草津道路を通り志賀高原へ抜けて、更に焼額山と岩菅山間の奥志賀公園線、雑魚川林道を通り切明温泉に辿り着きますが、定休日との事で結局途中の入浴は諦めて小赤沢の丸山荘に到着後近くの楽養館で汗を流しました。本日の天気は、昨日までは午後から雨との予報でしたが段々好転し、昼間は雨は降らないとの予報になって来ました。起床して外を覗くとオリオン座とシリウスが輝いています。時間を早めて頂いた朝食後、下山口の座敷登山口に私の車を置き、登山口のムジナ平まで送って頂くべく2台で出発します。ムジナ平の駐車場には車は止まっておらず我々だけです。

ムジナ平を出発                  尾根も急登です

初めはなだらかな杉林、ブナ林の登山道ですが途中で急坂に変わり、昨日の白砂山の疲れが残った体には堪えます。尾根に登り付いてホッとしますが、此処からも振り返ると足元に切明温泉が見える程の急登の連続です。

鎖場を登ります               絶壁(カミソリの刃)の通過はスリルが有ります

鎖場も有るやせ尾根をひたすらに登り着いた白嵓の頭は一転してオオシラビソ、コメツガに覆われて展望の無いピークですが、此処から少し下ると断崖の縁を下降する鎖場(カミソリの刃?)となります。鎖のアンカ-ボルトが緩んでぐらぐらする所も有り、緩んだ鎖に振られる可能性も有るので慎重に下り、カミソリ岩を巻きながら下降してコルで一息入れます。此処からは急登ですが足元はしっかりしていますので気楽に登れます。屋敷登山口への分岐を過ぎて少し登ると鳥甲山の山頂に到着します。昨年は佐武流山との組み合わせで計画したのですが、雨天で諦めての再挑戦ですので昨年のメンバ-もにっこり。山頂はコメツガ、笹、灌木に囲まれて、大展望とはいきませんが樹間からは苗場山、昨年の佐武流山、彼方に雲が掛かりがちに昨日の白砂山等が望めます。

鳥甲山山頂にて                下山尾根より昨日の白砂山

恒例の三角点タッチの後で苗場山を見ながら下山に掛かります。下山路も断崖の縁を下りますが、のぞき込むと赤褐色の断崖が一気に落ち込んでスリル満点です。P1452.8から急斜面を下降する急坂ですが、Co1100m付近からは大樹も点在する素晴らしいブナ林が広がっています。

鳥甲山を振り返る                素晴らしいブナ林が広がっています

滑りやすいので慎重に下り、巨大な雪崩防護壁の横を通り、トチ林の中を下ると秋山林道の屋敷登山口に着地し、林道を少し戻りトンネルを潜ると駐車場に到着。お疲れ様。

お疲れ様                    鳥甲山ル-ト図(クリック拡大)

コ-スタイム
ムジナ平登山口(5:55~6:00)→稜線(6:43)→小水の頭(7:04) →白嵓の頭(8:56~9:04) →鳥甲山(10:28~10:58) →赤嵓の頭(11:34) → 赤嵓の肩(12:24) →P1452.8(12:49~12:54)→屋敷登山口(14:13) →駐車地(14:23)