榾火山の会

(ほだびやまのかい)

参加者   OM(CL)、YK
記録
2020年8月25日
今日は、22日の湖北武奈ヶ岳でナツエビネの痕跡も無かった為、久しぶりに天狗岳(峠)に行くついでに探しに行きます。誤って集合時間を1時間遅く連絡したので、滝谷出合の駐車地に着いたのは9時半前。急いで準備し、京都府立大学演習林の管理小屋への林道を進みます。1時間遅れると一段と日差しが強くなり、汗が噴き出して来ます。

滝谷出合駐車地を出発                京都府立大学の管理小屋

管理小屋に到着し、三国岳の道標を見ながら進むと前方にピンクテ-プが見えるので、以前は小屋から直ぐに登りだしたような記憶が有ったのですが、はっきりしないまま、次々に現れるテ-プを辿って右岸を遡りますが余りに遡りし過ぎると思い、テ-プは更に奥に続いて居ますが、若干ヤブ気味の斜面を直登することにして、しばらく登ると正しい道に出合いました。後はこの道を辿るだけでやがて尾根に出ます。杉と雑木とが混ざる緩やかな尾根をしばらく登り、最後の急登を登ると天狗岳(峠)から三国岳への稜線に飛び出します。

Co730m付近の登り道              稜線に到着、中央のブナに道標

此の辺りはイワヒメワラビ、ススキ等、低い灌木が繁茂する南側の見通しの良い尾根ですが、北側は樹林に妨げられて見通しは有りません。少し登るとP936mで、木に巻き付けられたテ-プに「P936m」と書かれています。早々に退去して、天狗峠にナツエビネを探して尾根上を右に左にキョロキョロしながら天狗岳(峠)に向かいます。天狗岳(峠)への分岐は大きな枯れた杉と倒木が多数あり天狗岳(峠)から来る場合は分岐を見逃して南の稜線に入ってしまう可能性が有ります(実際帰路で間違えて少し南の稜線に入ってしまいましたので要注意)。此処から天狗岳(峠)への稜線は2018年の台風で大きな台杉が倒れてル-トを塞いでいる所も有りますが2年間で迂回する踏み跡もしっかりしており問題なく辿れます。天狗岳(峠)山頂も倒木で無残な状態で、以前の面影は有りません。

大きな台杉も倒れています               天狗岳(峠)山頂にて

此処で昼食後登って来たル-トを其のまま辿り、京都府大の管理小屋への下降点に到着。此処から登って来た尾根をCo750mピークまで下りそこから滝谷出合へ直接下る予定でしたが、朝一番に間違えた登り口を確認するために、そのまま下ることにします。終始はっきりした道で道幅が狭く、踏み外さない様に注意が必要な個所は有りますがあっさり管理小屋の真横に下山。テ-プは有りません。駐車地に到着後は水浴びし、体を冷やしてから滝谷出合を後にしました。

 天狗岳ル-ト図(クリック拡大)

コ-スタイム
滝谷出合の駐車地(9:17~9:25) →京都府大の管理舎(9:40)→尾根(10:29)→天狗岳の稜線(11:01) →P936(11:11~11:15) →下降点(11:20)→天狗岳への分岐(12:06) →天狗岳(12:20~13:00)→天狗岳への分岐(13:11)→下降点(14:00~14:07)→京都府大の管理舎(14:48) →滝谷出合の駐車地(15:02)

 

参加者   OM(CL)、YK、SH
記録
2020年8月28日
今日は、25日の天狗岳(峠)の続編で、湖北武奈ヶ岳でご一緒したTYさんから頂いた写真に基づき、22日のP936m~三国岳への稜線にナツエビネを見に行く予定です。今日の天気予報は雨ですが決行。滝谷出合の駐車地で準備し、霧雨が降る中、京都府大の演習林の管理小屋への林道を進みます。

滝谷出合駐車地を出発              京都府大の管理小屋よ美濃三国岳への道標

此処からは岩屋谷を遡り、一の岩屋へ登りますが、このル-トは殆ど歩かれていないのか、一の岩屋から二の岩屋へのル-トは荒れており斜面化した部分も有り、注意しながら進みます。二の岩屋を過ぎた辺りでトラバ-ス方向と、岩屋谷に下る方向にテ-プが有り、少し迷いましたがそのままトラバ-スのル-トを進みます(もう少し下った所に木にぶら下がった道標を下山時に見つけました)。ル-トは暫く続きますが、直ぐにCo910mに向かって登りだします。急斜面で、所々に馬酔木の藪が有りますが古いテープも随所に有り、踏み跡もしっかりしているので以前から登られていたのでしょうか。興味が出てそのまま登り続け、途中で雨が激しくなって来たので雨具を着用して霧に包まれたCo910mピークに到着。

一の岩屋横を登る                 登り着いたCo910mピーク

此処からは歩き易い稜線をキョロキョロしながら久多への分岐を経由して三国岳に到着。霧で周囲は全く見えない中、杉の木の下で昼食。天気が良ければP941方向へ足を延ばしてみたい所ですが、今日は登り損ねた久多からのル-トを下山します。かなりの急傾斜で、雨で滑りやすくなっている木の根を踏まない様に慎重に下降。三の岩屋への分岐から岩屋谷までは道幅が狭い上に濡れているので一層慎重に岩屋谷に下降します。此処からはトラバ-ス道を少し下ると朝の分岐に到着ですが、分岐の手前に木にぶら下がった道標が有りました。誤った結果、新しいル-トを歩けたと言うプラスαは有った物の、もう少し慎重に確認していれば間違いがなかったのにと後悔です。それからは朝のル-トを引き返し京都府大の演習林の管理小屋に帰って来ました。

三国岳山頂にて                  岩屋谷に降りて来ました

岩屋谷のガマちゃん                三国岳ル-ト図(クリック拡大)

雨が本格的に降り出したので速足で駐車地に戻り、濡れた衣類を着替えますが、岩屋谷を下る間に蛭が左足に吸着していたらしいのですが気付かず、帰宅し着替えした時出血に気付き、ダニにたかられるよりはまだましやなと慰めました。

 

コ-スタイム
滝谷出合の駐車地(8:27~8:35) →京都府大の管理舎(8:50)→Co910mへの取付点(9:08)→Co910mピーク (10:48) →三国岳(11:45~12:10) →岩屋谷へ下降(13:15)→京都府大の管理舎(13:45) →滝谷出合の駐車地(13:57)