参加者 OM(単独)
記録
2020年12月18日
今までは「雪の時期はワカンだ、スノーシュ-などは平地では効果があるが山では使いにくいのでは」と思い込んでいましたがネット情報などを読むと、特に最近の物はずいぶん使い易く、効果が有るようなので、今後買い替えるとこは無いと思い、使うなら中途半端なものではなく山用として評価されている某社の最新型の高級品を、清水の舞台から飛び降りたつもりで購入しました。幸い(?)今年は予想外に早く雪が降り、次の寒波の合間の本日、湖北の赤坂山で試運転することにします。登り口のマキノスキ-場に到着してびっくりです。除雪終了点付近で50cmを超すような積雪で、早速、練習した通り新品のスノーシュ-を履きます。
朝のマキノスキ-場より寒風方面 武奈の木平の四阿は雪に覆われています
一歩を踏み出してアレッ。ワカンと変わらない感触で20cm以上沈みます。「こらあかん!!山頂に届かへん」。すぐ横にワカンで登られる方のトレースが有り、比べてみると沈み方は3分の2程度程ですので、気を取り直して進みます。スキ-場から離れて登りに掛かり、ワカンのトレースを拝借しようとしますが、かえって歩きにくいので離れて重い雪を踏みしめてを一歩一歩登ります。ふと目を上げると先行者の方が私と同様新雪と格闘しながら登っておられ、追いついて少しお話しすると思った以上に厳しいのでもう止め様かと思っているとの事でしたので、「一緒に登りましょう」と追い抜きます。傾斜が緩くなると雪が締まって来て沈み方は5cm程度になり、かなり楽にはなりますが重い雪で垂れ下がった枝が邪魔して右往左往しながら進むので思うように進めず、第一目標の武奈の木平には予定の2倍の時間で到着。四阿の屋根には70~80cm.程度の雪が積もっています。休憩後第二目標の粟柄越に向かいますが、天気がだんだん怪しくなり雪は降りませんが周囲はガスに覆われてきます。
ブナ林もガスの中です 振返ると鉄塔がガスに浮かんでいます
堰堤にかかる辺りは雪で斜面になっており通過しにくいので少し手前で尾根に登りますが、その後は邪魔な枝を回避しながら登山道を辿ります。沈み方が少ないとは言え、交代の無い単独行の年寄りにはこたえます。それでもほぼ予定通りに粟柄越に到着。北側は暗い空ですがガスが消えて上空に青空が戻ってきました。
粟柄越に到着 赤坂山山頂はすぐそこ
風は有るもののそんなに寒くありません。頂上直下で単独行の方に追いつかれましたので一緒に赤坂山に到着。聞けば大阪の枚方から来られた「京都*****クラブ」の方で、一緒に雪庇の下に潜り込んで、奥美濃の山等のお話をしながら昼食。昼食後どこかの山での再会を期して別々に下山。
赤坂山山頂に到着 山頂より寒風、大御影山(右奥)
雪山の下山は特に快適で、雪と戯れている様。武奈の木までは何人かの方が登られていた様で、トレースがしっかりと残されていました。
初めての本格的なスノーシュ-で、もう少し使用して納得したいところですが今までの思い込みはほぼ解消しそうです。
但し、パーティーで登る場合トップがスノーシュ-の場合、2番手がワカンの場合以上に負荷が掛かるのではないかとの心配は有りますので今後実際に試して見るつもりです。
コ-スタイム
マキノスキ-場(8:15~8:28) →武奈の木平(10:28~10:38)→粟柄越(12:05)→赤坂山(12:24~13:12) →武奈の木平(13:55~14:05)→マキノスキ-場(14:55)