参加者 OM(単独)、
2022年4月20日
21日は、綿向山~雨乞岳縦走の予定でしたが、雨天予報ですので参加メンバ-に中止連絡しました。20日は好天予報ですが、夕方から榾火山の会の委員会が有り遠出は出来ないので、武奈ヶ岳~烏戸山を巡る周回ル-トにしました。坊村の葛川市民センター駐車場は平日の早朝で登山者の車は私のだけです。明王谷林道の入口は崩落が有り通行禁止の表示が有りますが、net情報では徒歩での通過は出来るとの事でしたので、地主神社に登山の安全を祈願してから林道に入り舗装道路を辿ります。しばらく辿ると情報通り崖の崩落が有りますが、土砂は取り除かれています。しかし三の滝付近までは整備されていますが、それより先の林道は荒れ放題で年々酷くなっているようです。牛コバ手前の口ノ深谷出合の「口ノ深谷 沢歩き危険 事故多発」と書かれた道標からシャクシコバノ頭南西尾根を登り始めます。
地主神社にお参りして出発 口ノ深の道標から取付く
Co600m付近から大橋方面へ延びる古道の分岐が有り、手前に昭和59年に設置された4方向を示す道標(「赤ペンキで消されている」、「オオモミを経て大橋小屋約1時間半」、「牛木場約20分」、「口ノ深谷、御殿岩を経て中峠約2時間40分 坊村2:30」)が有ったようです(帰宅後写真を調べたら2010.12.05に登った時は断っていましたが、その後倒れてしまった様です)が、気が付きませんでした。
此処からは急登で、木の根を掴みながら登り、しばらく登り続けると傾斜は緩くなってきてブナも現れて来ます。後ろを振り返ると蓬莱山、下山する予定の烏戸山の北西尾根が目の前です。シャクシコバノ頭で小川新道と合流し、中峠へ一旦下りコヤマノ岳へ登り付きます。
中峠 コヤマノ分岐より武奈ヶ岳
窪地、沢筋には残雪が残って、タムシバは盛りを過ぎていますが木々の芽吹きはまだ少し早い様です。コヤマノ岳周辺は伸びやかに広がるブナ林でいつ歩いても気持ちが良い所です。八雲ケ原への分岐から一登りして武奈ヶ岳山頂。先行の3名の方が休憩中で、風もなく温かいのですが、生憎の春霞で湖北の山々も霞の中に沈んでしまっています。此処までは予定より順調ですので予定通り烏戸山に向かいます。
武奈ヶ岳よりコヤマノ岳(中央)、蓬莱山(右奥) 堂満岳巻き道のイワウチワ
以前の地図ではコヤマノ岳からの南尾根をヨキトウゲ谷に下る登山道は記載されていませんでしたが、今の地図では明記され、テープも随所に巻かれています。奥ノ深谷源流を渡り少し登ると金糞峠。早いので烏戸山で昼食にすることにして休憩後出発。南比良峠までの堂満岳を巻く比良縦走路はイワウチワが満開で目を楽しませてくれますが、今年は裏年なのかシャクナゲの花芽は殆ど見られません。たまにある花芽は未だ開きかけで、連休頃が見頃でしょうか。南比良峠からは杉林の中を登り荒川峠を過ぎてアブラチャンの花が咲く林の中を登り切ると烏戸山に到着です。暖かい日差しの中で春霞の琵琶湖を見下ろしながらのんびりと昼食。
烏戸山より武奈ヶ岳(左)、釈迦岳(右奥)、堂満岳(右手前) 広々とした擂鉢山山頂
昼食中に単独行の方が葛川峠へ下って行かれます。昼食後、擂鉢山へのルートに入ってビックリ。2m程の高さでに赤ペンキが丸く吹き付けられています。2年前登った時はマーキングされていなかったのでしっかりとル-トが分かる様になって来なと思いながら下って行きますが、マ-クは10~20m毎に真っ赤に毒々しく吹き付けられて隣のピンクタ-プが可愛らしく見えて、ル-トを外そうと思っても外せない程です。
毒々しい赤ペンマーキング、隣りのピンクタ-プが可愛らしい 武奈ヶ岳~烏戸山ル-ト図(クリック拡大)
此処までする必要が有るの(?)、美的感覚の無い輩や、ぼやきながら大橋からの登山道と合流し九十九折の登山道を牛コバまで下ります。
此処迄下ると後は林道歩きだけですので、明王谷の新緑を楽しみながら下り、地主神社で無事下山出来たことを報告します。明王院へ向かって歩いてくる学生とすれ違いますがや野外授業でしょうか。時計を見ると2時前ですので、夕方の委員会までには十分時間が有ります。
コ-スタイム
葛川市民センター駐車場 (5:55~6:05) →シャクシコバノ頭南西尾根取付き(6:42)→シャクシコバノ頭(8:35)→コヤマノ岳(9:00)→武奈ヶ岳 (9:18~9:30)→ヨキトウゲ谷(10:09)→金糞峠(10:23~10:30)→南比良峠(11:06)→荒川峠(11:23)→烏戸山(11:48~12:20)→擂鉢山(12:35)→牛コバ(13:18)→シャクシコバノ頭南西尾根取付き(13:23~13:27)→葛川市民センター駐車場 (13:59)