参加者 OM(CL)、KY、SH、YK、YK
2022年9月04日
9月3日からの燕岳~常念岳縦走が台風の影響による強風と悪天予報で中止したので、日帰りで福井県の姥ケ岳に登ります。能郷白山の登山口の温見峠を通る国道157号線から平家橋を渡り平家平への林道に入ります。舗装はされていますが、1車線の曲がりくねった狭い道で対向車との行き違いが出来る場所が少ないので、対向車が無いのを祈りながら平家平の駐車場に到着。7~8台は駐車出来そうな広さで地元ナンバ-の車が1台止まっています。
平家平を出発です なだらかなブナ林を登ります
予報通りの晴天下、林道のゲートを潜って出発。平家平周辺案内図の横から登り始めます。直ぐにブナが現れて来る緩やかな斜面を登り。大トチの木への分岐からは姥ケ岳登山ル-ト唯一の急斜面を九十九折で登る登山道を登り切るとブナ林の休憩場に到着。此処は広い台地がブナ林で覆われていて休憩の為のベンチも置かれています。P1243を越して少し下ったコルには水芭蕉群生地の案内板が有り、新しい木道が設置されていますがが、水芭蕉の痕跡は有りません。その後もなだらかな登山道を辿って登り切ると姥ケ岳山頂に到着です。
ブナ林の休憩所で一息 姥ケ岳山頂にて
山頂は北側だけが展望が有りますが、近くの荒島岳も上半分は雲に隠れていて残念です。山頂から少しだけ進むと南側の展望地が有りますが、此処でも目の前に見えるはずの能郷白山も雲に覆われています。
白山は雲の中です 帰りもブナ林の休憩所てほっこり
のんびりと昼食を摂った後、往路を引き返しブナ林の休憩場まで下山し、又此処で休憩します。ブナの木漏れ日を浴びてのんびりと寛いでいると立ち上がるのが嫌になりますが、下山を再開します。分岐から林道を辿り大トチの木に到着。大野市の観光ガイドでは「日本有数の巨大トチノキです。トチノキは木目の美しさから家具材として伐採されていましたが、旧西谷村巣原ではトチノキを守るため、伐採の禁止を区民で誓い合ったと伝わります。」と書かれています。
ブナの尾根を下ります 大トチの木の大きさを実感
すぐ横には社が祀られていますが、日陰側は苔に覆われ、日が当たる側は数百年の風雪を耐えたゴツゴツの木肌で圧倒的な存在感で聳え立っています。大トチの木から少し戻り林道を下って駐車場に戻ります。燕岳~常念岳縦走の代わりに日帰りで登った姥ケ岳は、素晴らしいブナ林とトチの巨樹に出会えた山でした。
林道の下りより部子山、銀杏峰が見えて来ます 姥ケ岳ル-ト図(クリック拡大)
コ-スタイム
平家平登山口第1駐車場(10:15~10:27)→ブナ林休憩場(11:17~11:27)→姥ケ岳(12:35~13:19) →ブナ林休憩場(14:13~14:21) →大トチの木(14:45~14:58) →平家平登山口第1駐車場(15:15)