榾火山の会

(ほだびやまのかい)

雨乞岳 山行報告

参加者   K氏(CL)、OM、IA、IT、H氏、Y氏、M氏   7名
2022年10月29日
今回のルートは昨年12月19日に辿る予定にしていましたが、当日は思いがけなく大雪で西尾根末端をほんの少し齧っただけで戻って来たルートです。我々榾火山の会のメンバ-3人は八日市インター出口のセブンイレブンで待ち合わせ、永源寺町役場跡の駐車場でK氏のパーティ-と会合します。簡単な打ち合わせと自己紹介の後、車3台で桑野橋駐車地に向かいますが、いつもの駐車地は満車状態で手前の路肩にも縦列駐車した車が多数有るので、桑野橋を渡りゲートの手前の空いた場所に2台かろうじて駐車し、準備体操後池の谷林道を遡りますが、紅葉は少し早い様子で何時もの通り退屈な林道です。

岩壁の掘削道を進みます              奥ノ畑にて

奥の畑分岐から奥ノ畑谷に入ります。少し進むと岩壁を開削した道が有りロープも張られています。此処を過ぎて奥ノ畑谷の細い流れの渡渉を繰り返しながら遡ります。両側の急峻な尾根に挟まれてそこだけポッカリ開けたなだらかな谷の空間で日当たりも良くてかつては畑が作られていたとの事ですが、入口の岩壁を開削して造られた道と考え合わすと、昔の厳しい生活が偲ばれます。

シデの大木にて            稜線への急斜面を登ります

Co930m付近から清水頭の東側ピークから派生する支尾根を直登します。木の根を掴みながらの25分程急登を登り切ると稜線に飛び出します。稜線は帽子が飛ばされそうなかなり強い風が吹いており、此処は風衝草原の一画なのを実感します。強い風に曝され、鈴鹿南部の山々を右手に眺めながら南雨乞岳に登り着くと、笹に覆われた尾根の頂点が雨乞岳で、いつもながらうっとうしい笹をかき分けかき分けして雨乞岳に到着。休日ですが登山者は多く有りません。

南雨乞岳より雨乞岳、御在所岳、鎌ケ峰     雨乞岳へ

集合写真を撮った後は冷たい風を避けて西尾根を少し下り、風を避けて昼食。何時もの通り小島さんが作った暖かい昼食のご相伴。今日は何とステーキで、山の上で暖かい肉が食べられるとは!!。昼食後は西尾根の下降に掛かります。

雨乞岳に到着                  西尾根の紅葉

下生えの少ない急な所が多い尾根で、支尾根に入らない様に、地図とコンパスで方向を決めてGPSを突き合わせ新慎重に下り蓮如上人旧跡の上手のフジキリ谷の登山道に着地します。後はそろそろ暮れ始めた池の谷林道を下り、桑野橋の駐車地に戻りますが、残っているのは我々の車だけです。

 

桜地蔵まで戻って来ました            雨乞岳ル-ト図(クリック拡大)

コ-スタイム
桑野橋(7:25~7:35)→奥の畑分岐(9:04~9:13)→6奥の畑峠登り口(10:34~10:41)→奥の畑峠(11:06)→南雨乞岳(11:36)→雨乞岳(11:52~12:03) →西尾根Co1220m(12:10~12:47)→フジキリ谷林道(14:36)→奥の畑分岐(9:04~)→桑野橋(16:16)