榾火山の会

(ほだびやまのかい)

参加者  OM(CL)、IA、IR、KT、KY、SH、SM、TA、MS、MN、YK     11名

記録
2023年4月10日 由布岳
弾丸フェリ-の第2回目は由布岳~鶴見岳を縦走しロ-プウェイで下山するという軽く考えた計画にしましたが、参加希望者が11名と多人数になり、情報を集めて行くにつれてかなりハードな事が分かって来ました。つまり、帰りのフェリ-出港時間(18:45)1時間前に港に着く為にはロープウェイで下山して、別府駅行きのバス(16:34発)に乗る必要が有るので、少なくとも鶴見岳西登山口に13時には到着する必要が有ります。岩場ル-トの西峰に登ると大人数ですので少なくともコースタイムの2倍以上は掛かり、鶴見岳西登山口13時に到着は不可能ですので、フェリ-の船中で西峰は登らずに東峰だけにするとメンバ-に提案しますが、三角点の有る西峰に登りたいとの希望が多数ですので、正面登山口からの往復に変更します。その場合でも13時には登山口に帰着する必要が有りますのでメンバ-にはその事を話します。

登山口出発                    九重連山が見えて来ます

次の関門は登山口までタクシ-3台確保出来るか否かです。事前に予約電話しましたが、早朝で3台確保は確約できないとの返事で、止む無く港で確保せざるを得なくなり、確保できない場合は、鶴見岳は登れない可能性が高くなります。幸い3台タクシ-を確保して由布岳正面登山口に到着し、快晴下、由布岳を正面に見ながら出発。

岩場を登ります                 由布岳西峰にて

合野越からの急斜面の九十九折の道は良く登られる山ですので登山道は歩き易く順調に登って行きます、目の下には湯布院の街、振り返れば九重連山が見えるようになり岩交じりの急坂を登り切るとマタエに到着。岩場のルートが始まるので、此処に全員のザックをデポして空身で登ります。岩場には鎖が張られており、ホールド、スタンスも大ぶりで豊富に有るので安心です。一等三角点の山頂では到着時は我々のパ-ティ-だけでしたがその内に続々と到着します。360度の大展望で、目の前には午後に登る予定の鶴見岳が、振り返れば九重連山は春霞でぼんやりと、祖母山、傾山は霞の中に埋没し掛けで、肉眼ではかろうじて分かりますが写真に写るかどうか。

西峰の岩場を下ります          由布岳東峰にて

岩場の下山は矢張り2倍程度かかりましたが、時間的には少し余裕が有りますので、空身のまま東峰に向かいます。東峰までの登山道は岩場は無く、登り着いた山頂は西峰の広い山頂とは異なり狭く、セルフタイマ-では撮りにくいので、近くにおられたミネソタ州出身の方にシャッタ-を押して頂き、早々に下山に掛かります。

東峰から先ほど登った西峰             山桜と芽吹きの緑が青空に映えます

戻って来ました                  由布岳ル-ト図(クリック拡大)

マタエでザックを回収し正面に九重連山を眺めながら下山開始。予定通り13時過ぎに正面登山口に下山、13:20発別府駅行きのバスに乗車します。

コ-スタイム
由布岳正面登山口(7:45~7:52) →合野越(8:29)→マタエ(9:49~9:56)→由布岳西峰(10:15~10:21) →マタエ(10:49~10:54) →由布岳東峰(11:06~11:11) →マタエ(11:20~11:33)→合野越(12:29~12:35) →由布岳正面登山口(13:05)

鶴見岳
予定より早く別府ロ-プウェイ高原駅発13:40のロープウェイに乗車出来、時間に余裕が出て来ましたので、下山は一気登山道(下山時に道標に書いてあって名称を知りました)を下る事にしてロ-プウェイは登り片道だけ(\1,200)にします。ロ-プウェイで登れる山ですので山頂には各々寛いでしらっしゃいます。

ロ-プウェイ駅を出発                 鶴見岳山頂にて

目の下には別府の町並みが広がり左側には国東半島の山々が連なっており、別府湾の港には夕方船予定のフェリ-が停泊しています。振り返ると午前中に登って来た由布岳が目の前ですが、山頂付近はゴツゴツして当初予定していた東峰からの下降尾根は上部が岩尾根の様で正面登山口からの往復にしたのは正解で、当初の案に執着していれば今頃は未だ由布岳東登山口(鶴見岳西登山口)辺りだったかもしれませんので、2山を登る目的からすれば結果オーライです。

国東半島と別府湾                鶴見岳ル-ト図(クリック拡大)

山頂で短時間の遅い昼食後下山に掛かります。4月に名前の通り一気に登る大会が開かれる「一気登山道」と名付けられた登山道は火山灰(?)が固まった道で雨の後は滑りやすいと思われますが、今は固まっているので歩き易い登山道になっているので順調に下り、「火男火売神社」鳥居の登山口に下山し、暫く休憩後別府駅行きのバスに乗ります。登りは徒歩で、下山にロープウェイを使用する当初の予定が、登りにロ-プウェイを使用して下山は徒歩に変わってしまいましたが、我々ロートルパ-ティ-にしては上出来という事にしておきます。お疲れ様でした。

コ-スタイム
別府ロ-プウェイ鶴見山上駅(13:55~14:00)→鶴見岳山頂(14:10~14:30) →西登山口分岐(15:19)→火男火売神社鳥居(16:07)