榾火山の会

(ほだびやまのかい)

皇海山 山行報告

参加者  OM(単独)
記録
2025年6月02日
前日に銀山平公園キャンプ場で車中泊し、朝4時前に登山口駐車場に到着すると平日にもかかわらず駐車場は既に満車状態ですが何とか入口付近に駐車します。この時間帯にこの状態ですので皆さんかなり早く出発された様で、私も準備後ヘッドランプを点灯して出発します(途中で明るくなったのでヘッドランプを消しますが、しまうのを忘れてしまい装着したまま一日中行動し、下山後気付いた時には無くなっていましたので、途中、倒木等を潜る時に落としてしまった様です)。一の鳥居からなだらかな道を登り庚申山荘に着いた頃には新緑が朝日に照らされて鮮やかです。


朝の庚申山荘                    コウシンコザクラ
庚申山に向けて登り始めますが、岩場、梯子の登山道を後ろから次々と登って来られる方に追い越され道端のシロヤシオ、コウシンコザクラの写真を撮りながら登ります。庚申山まで登ると薬師岳まではなだらかな尾根で、横目で雪を纏った至仏山、山頂付近に残雪が残る日光白根山を見ながら進みますが目標の皇海山は遥か彼方。途中でガイドさんに引率された同年代と思われるハーネス装着の8人程のパーティ-を追い抜きます。女性は全員元気な様子ですが、男性の方が遅れ気味の様子。皇海山で多人数の高齢者対象のツア-が有るんだとびっくりです。

庚申山より鋸山と皇海山、彼方です                        尾根のアヅマシャクナゲ

熊野岳の岩場                                                     皇海山に到着
蔵王岳からの鎖場の下りは本日の難所ですがその他は何処でもあるような岩場、梯子を登り鋸山に到着。此処迄来るとかなり疲れは感じますがもう一息とハッパを掛けての鋸山直下の鎖場を下り不動沢からの最後の登りに掛かります。この頃になると下山する方々と頻繁にすれ違う様になりますが、急登に息が切れて挨拶するのが大変です。皇海山山頂には先着の2人パ-ティ-の方が居ましたが直ぐに下山され、私一人が山頂独占です。

コルより男体山                                                                    六林班峠へは笹ヤブです

予定より早いとはいえ既に昼前ですので昼食後下山開始します。不動沢のコル手前で朝のパーティ-とすれ違いますが男性は更に遅れている様で、今のペースでは下山はかなり遅くなり大変でしょう。六林班峠への笹ヤブは踏み跡はしっかりしていますが覆いかぶさった笹で見にくいのであちこち笹が倒れてル-トらしくなっている所も有り、迷いそうになりますが幹に打ち付けられた赤・黄の菱形プレ-トを探しながら六林班峠まで下ります。峠で3人パーティ-に追いつき少しお話ししますが、山で知り合ったと言う地元の方で昨夜は庚申山荘前にテン泊し、午前2時に起床して出発したとの事。少し遅れて出発しますが笹薮で滑って転倒して一気に疲れが出た様で、沢を横断する度に一旦下り、登り返しますが、だんだん足が重くペースがガタ落ちになります。

巻き道のアカヤシオ              皇海山ル-ト図(クリック拡大)

何とか先行する3人パーティ-を抜いて庚申山荘まで戻り一息つきます。未だ予定よりは先行していますが、この巻き道で貯金を使ってしまいます。一の鳥居まで下ると林道になりホッとします。登山口の駐車場には4台駐車して居るだけでガラガラです。長い一日はまだまだ続き、途中で入浴、夕食、仮眠後高速道の深夜料金で帰宅です。
コ-スタイム
銀山平登山口駐車場(3:49) →一の鳥居 (4:49)→庚申山荘(6:08~6:18)→庚申山(7:25~7:30)→駒掛山(9:57)→薬師岳(8:35~8:42)→白山(8:50)→蔵王岳(9:01) →鋸山(9:35~9:47)→不動沢のコル(10:18) →皇海山(11:08~11:30) →不動沢のコル(12:00) →鋸山(12:42~12:51) →女山(13:41) →六林班峠(13:54~14:06) →庚申山荘(16:41~16:50) →一の鳥居(17:37) →銀山平登山口駐車場(18:31)