参加者 OM(CL)、IS、KT、MN、YK
記録
2025年7月24日
南アルプス南端の光岳は今や最難関の山になっています。若い方々は芝沢ゲートから日帰りで登っておられる様で予約は不要ですが、我々ロートルは光小屋で一泊しないと登れませんが、予約を取るのがこれまた難関で何とか5名分予約を取って頂き登れることになりました。
易老度登山口、此処から登ります 易老岳にて
次は前夜泊をどこにするかです。当初は聖光小屋に予約しましたが、遠山郷の案内に夏季のシーズンは遠山郷から易老度登山口までタクシ-を運行しているとの事ですので、これを利用すると前夜は遠山郷に宿泊し当日タクシ-を利用すれば芝沢ゲートまでの厄介な運転も無く、ゲートから登山口まで1.5時間歩く必要が無い、ロートルにはピッタリの計画になりますので早速段取りをやり直します。
当日4時に道の駅でタクシ-に乗り換えて5時半前に易老度登山口から登り始めます。登山道は直登の急坂も有りますが、九十九折の部分も有、南アルプスでは普通の登りです。
易老岳まで登り着くと一息つきますが、下山してくる方から昨日の天気を効くと午後2時ごろから土砂降りだったとの事ですが、今日も昨日と同じであれば雨が降る前に小屋に着きそうですが、早くなる可能性も有るので先を急ぎます。昼前になると青空が無くなりガスが降りて来て薄暗くなって来ます。
夕方の富士山 聖岳(中央)、上河内岳(右)、イザルカ岳(手前)
三吉平からは涸沢のガラガラ道を登り靜高平で水を補給し小屋に到着して暫くすると雨がポツポツと落ち出し、雷鳴と共に土砂降りの雨になりますので、滑り込みセ-フです。雨上がりの夕焼けを期待したのですが生憎西空に雲が有りかないませんでしたが、夕方の富士山、聖がはっきりと望め、明日の展望に期待します。
コ-スタイム
7月24日
易老度登山口駐車場(5:20~5:24) →面平(7:01~7:04)→三角点 (9:40) →易老岳(10:04~10:21)→三吉平 (11:27)→靜高平(12:33~12:39) →光小屋(13:02)
2025年7月25日
昨日と同様快晴で、日の出前から光岳山頂に向かいます。山頂は樹林に遮られ日の出は見られませんでしたが、光岩まで足を延ばします。石灰岩の露頭が現れているとの事ですが、此処だけと言うのが不思議です。
光岳にて 光岳より朝の富士山
小屋まで引き返し纏めた荷物を担いでイザルガ岳に向かいます。登り着いた山頂は光岳山頂とは異なり何も遮られる事の無い360度の大展望ですので、大展望をおかずに朝ごはんのお結びを頬張ります。今日は11時半にタクシ-を予約しており余りのんびりとはしておられないので朝食後直ぐに出発します。
イザルガ岳より光小屋 イザルガ岳より御嶽、中央アルプス、右奥には穂高連峰
易老岳への登り返しは堪えますが、後は下りだけと一息つきますが、面平まで下り最後のピッチと気合を掛けて下り始めますが、少し下った所で急に足が出なくなり、踏ん張りがきかなくなります。だましだまし下りますが踏ん張りがきかないのでバランスを崩し2度ほど転んでしまいます。こんな状態になったのは初めてでピッチを落として何とか登山口に到着。心底ホッとします。
易老度登山口に戻って来ました。お疲れ様 光岳ル-ト図(クリック拡大)クリック拡大
コ-スタイム
7月25日
小屋(4:11)→光岳(4:30)→光石(4:43~4:56)→光岳(5:05~5:07)→光小屋(5:22~5:35)→イザルガ岳(5:54~6:12)→易老岳(8:13~8:25)→面平(10:10~10:19)→易老度登山口駐車場(11:27)