榾火山の会

(ほだびやまのかい)

参加者   OM(CL)、IA、KY、SH、YK   5名
記録
2025年3月31日
前日の例会、鍋倉山を雨天で中止したので、例会参加予定の方に連絡して都合の良いメンバ-で急遽福寿草を観に行くことにします。Net情報では1週間前が見頃だったとの事で、少し遅いかもしれませんが4年ぶりに同じ山域に見に行くことにします。妛原(あげんばら)の駐車地に到着すると平日にも関わらず既に3台の先行車が止まって居ます。権現谷林道は駐車地の先から通行止めで路面には春先の落石が多数落ちており、今年は久しぶりに大雪だったので途中には雪崩のデブリ跡が数か所残っています。


デブリが谷を埋めています              ザレた急斜面を登ります
白石橋手前の尾根末端がリョウシへの登山口になっており、テープが木の枝にぶら下がっています。登りはいきなりザレ場の急斜面で始まります。落石しないように間隔を空けて細心の注意をしながらザレ場を西側にトラバース気味に登り、比較的安全な尾根芯の急斜面を木の根を掴みながら100m程高度を上げると傾斜が緩やかなカレンフェルトの尾根になります。Co590mのピークを過ぎたコル辺りに一つ目の群落が有り、此処は最盛期を少し過ぎていますが競い合うように咲き誇っています。本日の主目的ですので各人、思い思いの構図で写真撮影に掛かります。


福寿草の群落                     福寿草


福寿草                       リョウシより霊仙山
此処からリョウシまでの尾根には何か所か群落が有りますが、いずれの群落も日当たりが良い場所は既に最盛期は過ぎて実になっている物も有り、訪れるのが少し遅かったようですが、これだけ見られれば本日の目的は達成です。リョウシの手前で降りて来られる女性2名のパーティ-とすれ違いますがリョウシ迄で下山との事。リョウシに登り着くと樹間越しに霊仙山が見える様になります。今年は霊仙山には登らず山腹の林道を笹峠まで巻くつもりですが、その林道が見えています。杉・檜林の尾根を辿りコザトに到着。
此処で昼食、この後はヤブも有るとの情報も有り、コザトからP798を越えて山仕事の残骸のワイヤーロープ、ビニールシート、ビン等ガ散乱する最低コルを登り返す辺りから薄いヤブが出てきますが、植林との境界を利用してヤブを避けながら先に進み、P782付近のヤブも予想したほどではなく地図にない林道に降り立ちます。300m程辿ると白谷林道に行き当たり、此処から予定通り白谷林道を辿ります。

コザトにて                 白谷林道より午前中辿ったリョウシからコザトの尾根
リョウシから今日辿って来た尾根を右手に見ながら林道終点に辿り着きますが此処からはテープ等が無く等高線に沿って水平にトラバ-スするつもりがついつい下り気味のトラバ-スになって気が付いたらP712東側の小ピーク手前まで来てしまった様で、そのまま小ピークに登り返します。此処から妛原駐車地まではP712を通る所謂バリルートですがテープが随所に有り、ルートを外す事は有りません。最後の急傾斜の尾根を下ると駐車地の横に着地。好天に恵まれ、福寿草にも出会えて良い山行でした。お疲れ様。

最後も急下降です              リョウシ~コザトル-ト図(クリック拡大)

コ-スタイム
妛原駐車地(8:00~8:20) →白谷橋(9:10~9:20)→ Co570m付近群落(10:13~10:26)→リョウシ(11:14~11:25)→コザト(12:03~12:38)→白谷林道出合(13:35~13:44)→P712東側小ピーク(14:55~15:08)→妛原駐車地(16:36)