榾火山の会

(ほだびやまのかい)

参加者  OM(CL)、IS、KS、KT、KY、KY、SH、SM、MS、MN、YK                11名
記録
2022年3月2日
今回の例会は同時期では14年ぶりです。前回訪問した時には無かった登山口の案内板、ルート上のテープ、「若狭路美浜トレイル」のテープ等が随所に有り、様変わりです。集合場所の堅田駅から3台の車に分乗し2時間掛けて松尾地蔵大権現岳登山口に到着。除雪された駐車場の奥には「Café Miroku」が有りますが開店しているかどうか分かりません。小雨模様の下、駐車場の横でワカン、スノ-シュ-を履いて出発。登山届のポスト、案内板も半ばまで雪で埋まっており50cm程度は有りそうです。トレースを辿って、いきなり急斜面を登り始めます。

いきなりの急登です                 松屋地蔵大権現岳にて

昨日の雨で緩んだ雪はトレース上を歩いてもトレース以外の所でも変わらず、10cm程度の沈み方ですがしっかりと足場を確保しないとずり落ちそうで遅々として進みません。その内に雪は締まって歩き易くなる事を期待しながら、ミズナラ、杉の林を一歩一歩登っていき、傾斜が緩んでくるとノロ尾末端の松尾地蔵大権現岳(P597)に到着。切り開かれた山頂からはP812が樹林越しに見えていますが遥か彼方に思えます。雪は相変わらず緩んで重く、此処までは何とかこなして来ましたがP812に午後1時までに登り着かなければ山頂に届けるのか?と不安に駆られますが、行けるところまで行く事にして進みます。

ブナの大樹の下にて            P812直下を登ります

ノロ尾を一旦60m程下りますがこの付近の広い尾根は視界が悪い場合は迷う可能性が有るので注意が必要です。P812への登りはブナの大樹が点在する本来は気持ちの良いと思われる急登ですが、そんな余裕もなく息を切らしながら一歩一歩高度を上げていきます。ブナ林が終わり灌木状になって来るとP812です。正午過ぎの到着で山頂まで予定していた時間には届く見通しが立ってホッとします。視界は悪いながらも三国山~赤坂山~大谷山の稜線が見えて来ます。

P812より庄部谷山~三国山~大谷山の稜線       大御影山山頂へ

此処からは多くのトレースが有り、スノーモ-ビルの様なトレースも有り、大御影山からここまで降りて来たのでしょうか。此処迄登っても相変わらず雪は緩んでおり、某気象会社の予報では昨日はほぼ一日中雪の予報でしたが、実際は殆ど何も降らなかったか、雨が多少降った様です。此処からのノロ尾はなだらかに登っているのでかなり楽になって来ます。山頂手前のCo930mピークを過ぎた白谷からのル-トとの合流点付近で先頭を交代して頂き最後尾で写真を撮りながら広々とした伸びやかな尾根を登り切り電波反射板の下を左に折れて大御影山山頂に到着。
本日のトレースも無く我々だけです。残念ながら天気は悪化して小雪も交じる様になって遠くは全く見えません。昼食後下山に掛かりますが、16年前は天候に恵まれ、雪山の景色を満喫しながら下りましたが、今日は黙々と足元を見ながらの下りです。

大御影山山頂にて                  ノロ尾を下ります

松尾地蔵大権現岳からの下りは踏み抜きに注意しながらの下りですが、股下辺りまで踏み抜いた時は周囲の雪を掘り下げてワカンを掴み、掛け声と共に足を持ち上げてもらい足を抜き取ります。ワイワイ言いながら全員無事に登山口まで下山。お疲れ様。

戻って来ました                  大御影山ル-ト図(クリック拡大)

コ-スタイム
松屋地蔵大権現岳登山口(9:10~9:20) →松屋地蔵大権現岳(10:49)→P812(12:08~12:12)→大御影山(13:02~13:37) →P812(14:09) →松屋地蔵大権現岳(14:59~15:05) →松屋地蔵大権現岳登山口(15:48)