榾火山の会

(ほだびやまのかい)

参加者   OM(CL)、IA、IS、KY、SH、NK、MN
2022年3月09日
積雪期のブンゲンは6年ぶりです。前回は奥伊吹スキ-場からの往復でしたが、net情報によればスキー場からの入山は制限されているとの事に加えて、今回は車が2台有りますので登山口と下山口に車を置いて登りと下りのル-トを変える事にします。それぞれの道端に駐車して準備している間にもスキー場へ行く車が平日にも関わらず通過します。林道入口の橋には1.5m以上の積雪が有り、道路脇の除雪の壁を上がり直ぐに、ワカン、スノーシュ-を履きますが、雪は締まっており殆ど沈まずに歩けますので今日はラッセルしなくて良さそうでホッとします。暫く林道を辿り、適当な所から尾根に取付き、檜の疎林を登ります。

最初は林道を登ります                振り返ると金糞岳

風もなく、暖かくてパーカ-を脱いで登り下りのスキ–のシュプ-ル跡が残っている尾根を順調に登ります、檜林が途切れるとミズナラの林になりCo800m付近からブナも現れて来ます。時々奥伊吹スキ-場の音楽が聞こえて来るようになると、背後に樹間から金糞岳が見えるようになり、尾根の傾斜が緩やかになると稜線に登り付きます。そこからはブンゲンから南下して虎子山、伊吹北尾根と続く稜線の奥に伊吹山の大きな山塊がどっしりと鎮座しています。一上りするとブンゲン山頂、かろうじて山名標は雪の上に顔を出しています。本日は我々だけです。高曇りの下、360度の大展望ですが生憎能郷白山がかろうじて見える程度ですので、白山、乗鞍岳、御嶽は全く見えないのは残念です。山頂の風は未だ冷たいので東側の雪庇の陰に潜り込み西美濃の山々を眺めながら昼食。

ブンゲン山頂にて                 山頂より西美濃の山々

昼食後下降のP1210に向かいます。視界が良いので広い斜面を適当に下ってP1210への稜線に取付きます。稜線には分厚く発達した雪庇が張り出しています。P1210から西に派生した尾根を下りますが、県道の標高点488mに至る尾根は曲がりくねっており、屈曲点では十分注意して下る方向を決める必要が有り、視界が悪い時は特に注意が必要です。

P1210へ                     雪庇を乗り越して進みます

P1210よりブンゲンを振り返る             下山尾根にて

又、途中に小ピ-クも多く有り、下りばかりでは無いので結構疲れます。最後の杉林の尾根末端から道路に下る個所は崖状になっていますので下手にトラバ-スして県道に着地。昼間の曇り空はすっかり晴れて来ました。登山口の車を回収して帰路につきますが、長尾護国寺のセツブンソウが満開だとのnet情報が有り、下山時間も早いので寄り道します。大久保集落の狭い道を登、駐車場に車を止めて案内標識に従って群生地(?)に行きます。時期が遅かったのかも知れませんが数株がひっそりと咲いているだけですが想像していたより小ぶりの花は意識していないと気が付きません。初めての出合ですので満足して、群生地を後にします。

長尾護国寺のセツブンソウ               ブンゲンル-ト図(クリック拡大)

コ-スタイム
県道30号線甲津原上手道端 (8:40~9:08) →P793(9:56~10:04)→ブンゲン(11:50~12:30)→-P1210(13:00~13:04)→P1006.2 (14:06~14:12) →県道30号線甲津原下手道端(15:26)