榾火山の会

(ほだびやまのかい)

参加者  OM(CL)、IA、KY、KS、KY、SH、SM、TA、MS、YK  10名

記録
2022年3月23日 岩菅山
天気予報は21日の予報より好転し午前中は晴れの予報です。起床して外を見ると予報通りの天気になりそうで、30分早めて頂いた朝食後出発。所が昨日からの積雪で、無雪期の聖平登山口への林道は入り口までしか新しく除雪されていませんので、やむなくそこの駐車場に車を止めて出発。林道歩きは予定より倍の時間が掛かりそうです。暫く新雪の林道を歩き除雪終了点でワカン、スノ-シュ-を履き、雪の壁を乗り越えるとその後除雪された跡が残る林道が続いています。雪の壁の上は圧雪車で整備されたコースが作られています。スキー場でも無いのにコ-スが作られているのはなぜか分からなかったのですが、下山時に通った時、クロスカントレ-リスキ-の跡が残っていましたのでこれはクロスカントレ-リスキ-用のコ-スなのでしょうか。アライタ沢の橋を渡った所で林道を逸れたトレースが残っていますので、予定していたルートとは異なりますが尾根末端の急傾斜を避けて回り込む様に進んでいますので、それを辿ることにします。新雪は20cm程度あり、常に足首の上まで潜り、傾斜が増すと脹脛くらいになることも有りますが、その内に雪が締まって登り易くなることを期待して登ります。

出発です                    林道から尾根に取付きます(海道さん撮影)

四阿山と同様にダケカンバ主体の針葉樹との混交林を登りP1693に到着ですが針葉樹に囲まれていますので乗り越したコルで一回目の休憩。これからが一方的な長い登りですが、ザラメ雪が凍った上に20cm程の新雪が積もって、傾斜が増すと新雪が崩れてずれ落ち登りにくい。

途中のピークより山頂背景に             岩菅山に到着

後続のメンバ-も難渋している様です。Co1900m付近の小ピークにたどり着くとこれから登る尾根がはっきりと見えて来ます。初めはダケカンバとの針葉樹の混交林ですがその上は樹氷を付けた針葉樹が頂上直下まで続き、疎林になるのは頂上直下のみの様子で締まった雪は期待できそうにありません。
予想通り針葉樹林帯は右に左にル-トを取りながら登って行き、Co1950m付近から振り返ると北アルプスが見えて来て、疎林になると雪は締まって来ます。疎林間の急斜面を登り切って石碑の横を通り抜け岩菅山の広々とした山頂に到着。

岩菅山山頂にて                 山頂より北アルプス、妙高山群

山頂より浅間山(中央奥)、昨日登った四阿山(右奥)  下山開始します

朝は晴れていた空は高曇りで見通しは今一つですが浅間山、昨日登った四阿山を初め、北アルプス、妙高山塊等360度の展望ですが、多くの山は同定出来ないので、帰宅後同定する事にしてパノラマ写真を撮ります。風が有るので少し下り風を避けて、北アルプスの峰々を眺めながら昼食。
昼食後は重力に任せて足を前に出すだけで少々のラッセルは物とせずに下山し、アライタ沢の橋に下山。

お疲れ様                     岩菅山ル-ト図(クリック拡大)

後は疲れた足を引きずりながら1時間弱で駐車場に到着。明日は帰宅日ですが晴天予報ですので、午前中に美ヶ原を雪上ハイクをすべく、松本市の宿舎に車を走らせます。
コ-スタイム
聖平登山口への林道入口駐車場(8:05~8:12) →アライタ沢橋の取付点(9:10)→P1693(9:40)→Co1900m付近小ピーク(10:59) →岩菅山(13:12~13:35) →Co2210m付近(13:41~14:06)→P1693(15:14) →アライタ沢橋の取付点(15:29) →聖平登山口への林道入口駐車場(16:21)