榾火山の会

(ほだびやまのかい)

参加者   OM(CL)、IA、IS、TK、TA、NK

2022年3月16日

今回は昨年2月のヤマレコyamanekoさんのレコを拝見し、是非一度トレースしてみたいと温めていた計画を実施しました。我々の体力では逆回りの方が良いと判断し、登りのルートも今年2月のヤマレコyamanekoさんのレコを拝見して決定しました。3月も中旬になると黒河林道の入口は分からないくらいの残雪ですが県道白谷野口線の雪もずいぶん減っていますので、林道入口付近の広くなった道端に駐車し、別荘(?)への除雪された通路付近でワカンを履きます。尾根では雪が消えている所も有り、ザラメ雪の急斜面の下りはワカンの方が良いと判断して今日はスノ-シュ-は履きません。先日のブンゲンと同様にNKさんに先頭をお願いしますので今日も楽が出来そうです。雪に覆われた林道を遡りP346の尾根末端の雪が消えた法面から取付きます。尾根末端は雪が消えてしまっていますがP346を越すと雪は繋がって来ます。P569への登りは予想通りザラメ雪は沈みは少ないですがワカンの爪はあまり効きません。Co690m付近で昨年1月に登った尾根との合流します。昨年は吹雪で何も見えませんでしたが、今日は琵琶湖が春霞の中で眼下に広がっています。

出発です                     明王ノ禿へ尾根を登ります

体力温存の為、明王ノ禿は巻いてP814の尾根に登り、なだらかな雑木の尾根を辿って三国山に登り付きます。平日で我々だけです。春霞の中、白山は望めませんが、東側は福井・岐阜県境、湖東の山々、南側は江若国境、比良の山々が望めます。

琵琶湖を背景に三国山へ              三国山山頂にて

山頂より琵琶湖、江若国境の山々         山頂より乗鞍岳、湖東の山々

風も少し冷たいですが、山腹の地肌も見えて春の訪れを感じさせます。これから辿る芦原岳、乗鞍岳への高島トレイルの稜線を眺めながら昼食後はブナの県境稜線を雪を跳ね上げながら駆け下り黒河峠に下りますが峠のトイレの建屋は半ば雪に埋もれています。さて、これからの芦原岳への270m程の登りが今日の正念場です。稜線で風の通り道と思われる所、狭い所はもう地面が見えています。全般には十分な残雪ですが、後1ヶ月余りたつとイワカガミ、ショウジョウバカマ等の春の花が楽しみです。夏道に沿って登り、猿ヶ馬場山(P651.5)は巻いてCo650mピーク迄登り着くと展望が開けて今日辿って来たルートが目の前に広がって来ます。少し進みP650付近には建設中(?)と思われる送電線鉄塔が立っており、足元には建設の為の休憩小屋も有りますが少し古くなっているようで工事は中断しているのでしょうか。

黒河峠のトイレも雪に埋まっています         芦原岳へ

左手に敦賀市街地と若狭湾を、右手に琵琶湖を眺めながら赤白に塗り分けられた送電線鉄塔迄登り付き、なだらかな左側の尾根を辿ると芦原岳山頂。山頂からは三国山から北へ敦賀の野坂岳までの稜線の全貌、福井・岐阜県境の山々、湖東の山々が一段大きく見えて来ます。此処から右手に杉林の見ながら下りP799で高島トレイル稜線から南西に八王子川まで派生している尾根に入ります。上部のなだらかに広がったブナ、ミズナラ林の尾根は下るに従って急傾斜になり、雪が少なくなり状態が悪くなって来たので予定した尾根を下らず左側に振りながら林道に向かって下り林道に突き当たります。

芦原岳山頂にて                  下山尾根より琵琶湖と比良の山々

それからは杉林の中を適当に林道に沿って下り県道に着地。県道を少し戻り駐車地に戻ります。8時間余りの行動、ロートル(私だけ)パーティ-でのほぼ予定通りの時間で周回出来、1年来の宿題が出来た1日でした。お疲れ様。

降りて来ました                 三国山~芦原岳ル-ト図(クリック拡大)

コ-スタイム
県道白谷野口線黒河林道入口付近 (8:19~8:32) →P569(10:08)→三国山(11:41~12:17)→-黒河峠(12:46)→芦原岳 (14:43~14:53) →下降点P779(15:17)→県道白谷野口線黒河林道入口付近(16:50)