榾火山の会

(ほだびやまのかい)

参加者   OM(CL)、IA、SH
2022年5月24日
月末から九州の山を予定していますので、事前の足慣らしと、あわよくばシロヤシオが残って居れば儲けものの山です。平日ですが朝明の駐車場には既に10台以上の車が駐車して居ます。駐車代として500円支払いますが、登山ル-トを聞かれますので中尾根を登ってハト峰から下山すると答えて、準備後出発。庵座谷の堰堤の浅瀬を渡渉して道標に導かれて登山開始。暫くはなだらかな登りですがやがて花崗岩がむき出しになった岩稜気味の細い尾根になります。急登個所も有り暑くなって来ますが涼しい風が吹いて大助かりです。Co890mピーク付近から笹が現れて来ます、Co950m付近の迂回路を辿り、迂回路が終了すると急な山腹を直登する登山道で、岩角、木の根を掴んで体を引きあげますが、岩峰ル-トの方が良かったかなと思ってしまう程です。

出発です                    ハト峰への稜線が見えて来ます

合流点から少し登ると崩壊地の縁を一旦下って釈迦ケ岳最高点ピークへ登り返すキレット状の個所になります。足下は花崗岩の小石でザレているので滑らない様に注意しながら下る必要は有りますが、これといった危険な所では有りません。急登の登山道にはシロヤシオの花が多数落ちており、木々の枝には散り残った花少し残っているだけですが山頂付近の花を期待して山頂へのなだらかな道を登り、8名ほどの先行者が休憩されている山頂に到着。

崩壊地の縁を辿ります          釈迦岳山頂にて

此の方々は八風街道の八風谷を遡り、八風峠に登り付き釈迦岳までの稜線を登って来られ、下山は中峠からスマイバ谷を下降されるとの事で、ヘルメットを被られていますが普通の登山靴なので沢は水量が少ないのでしょうか。私も一度辿ってみたいと思っていたル-トです。此処で昼食しながら濃尾平野、伊勢湾の絶景を楽しみにしていましたが、生憎の曇り空で遠望が効かず残念。昼食後は予定通り猫岳への稜線を辿りますが、登山道の両側はシロヤシオの林になっており落花も多く1週間前に来ればシロヤシオの豪華な花々が見られたかも、と話しながら歩きます。

ハト峰への稜線のシロヤシオ             ヤマツツジの下にて

それでも、道端にはイワカガミ、目を上げればヤマツツジ、アカヤシオが眼を楽しませてくれます。ハト峰への手前で90度屈曲したルートを誤って直進してしまいます。地図には直進ル-トでもハト峰直下には行ける事になっていますが、引き返して岩が積み重なったようなハト峰に到着。
山頂から石を積み重ねた地上絵が見下ろせます。誰が制作されたか知れませんが、ご苦労様。

ハト峰へ到着                 山頂から地上絵を見下ろす

下山はハト峰峠から谷ル-トを沢に下ると沢沿いに下ります。途中2か所に大岩を積み上げられた「なわだるみ堰堤」がコンクリ-ト製の堰堤と共に作られており、初めて見る砂防堰堤で誰が作ったのかと疑問に思いながら下ると説明板が設置されており、それを呼んで機能は納得ですが、建設用道路も無い山奥にたった2基で目的が達成できるのかな?と新たな疑問が湧きます。その後は林道を下り朝明の駐車場に到着。帰りは池田牧場のジェラ-トを味わって帰ります。

なわだるみ堰堤を下ります       釈迦岳~ハト峰ル-ト図(クリック拡大)

コ-スタイム
朝明駐車場 (9:15~9:25) →松尾尾根合流点(11:28)→釈迦ケ岳(12:02~12:33)→猫岳(13:01) →ハト峰 (14:07~14:18) →朝明駐車場(15:14)