榾火山の会

(ほだびやまのかい)

参加者  OM(CL)、IA、IH、IR、OR、KY、KY、SH、SM、TA、HE、MS、MN、YK、YK、MM(お試し)  16名

2022年12月14日
今回の例会は久しぶりの里山で、東海道線安土駅から能登川駅の東側に連なっている繖山~猪子山の縦走です。近江商人発祥の地と言われている近江鉄道五箇荘駅に集合。寒波の来襲で風は冷たくどんよりした曇天下ですが準備後出発。登り口の結神社までは道路を歩きます。結神社をバイパスして乾徳寺の前を通り過ぎ道標に従って紅葉公園への道に入り少し登ると展望所に辿り着きます。

五箇荘駅から出発                 佐々木城址碑に到着

此処が繖山の登り口で、眼下の五箇荘の町並みの向こうには鈴鹿の山並みが見えています。展望所からの登山道は、結神社からの階段ばかりの登りを避けてこのル-トにしたのですが、こちらも結構階段が有ります。結神社からの道と合流すると道幅は広がって来ますが、駐車場から観音正寺への道路と合流し少し進み再び繖山への登山道に入ります。少し登ると岩の上に佐々木城址碑が立てられています。石碑の西側の山腹に観音寺城(佐々木城)郭跡が広がっており、その規模から中世五大山城の一つとの事です。繖山の山頂は樹の間から西側に三上山、彼方に京都との境の音羽山が見えていますがその他は樹林に囲まれて展望が今一つの上風が冷たいので集合写真を撮って早々に辞します。

繖山山頂にて                 稜線より近江平野と比良南部の山々

此処から地獄越までは所々に展望が開けた所が有り、南側の鈴鹿北部の山々、北側の比良山系の山々が見えて来ます。下り切ると地獄越に到着します。此処には地蔵菩薩が安置されており、道標には竹箒が立て掛けられていますのでどなたか掃除されているのでしょう。「地獄越」という非常に珍しい名称ですので帰宅後調べて見ると「1568年(永禄11年)六角義賢が織田信長の上洛を阻止しようとして戦い、落城したおり、六角方の落人でこの谷はこの世の地獄のようになったことより、この峠道を地獄越と呼ぶ様になったという。」との記述が有りました。此処から階段の多い道を一登りすると雨宮龍神社に到着し、風を避けて昼食。

北向十一面観音より比良、湖北の山々       北向十一面観音にて

此処からは展望は殆どない桧、雑木林の中を上り下りしながら徐々に高度を落としていきますが、坂道の部分は殆ど丸太の階段になっており整備(ボランティアの方が整備されたのか実施日や署名が有ります)はされていますが少々歩きにくい。猪子山を通り越すと直ぐに北向十一面観音に到着。

駐車場に降りて来ました             繖山~猪子山ル-ト図(クリック拡大)

観音堂からは北側の展望が開け、琵琶湖の対岸に比良山系の山々、雲が掛かった湖北の山々、伊吹山系の山々の大展望が開けます。大展望を楽しんだ後手摺の有る参道を下り、駐車への道路を上山天満天の鳥居まで降りて来ます。JR東海道線能登川駅に午後2時前に到着。風が強く寒い一日でしたがお疲れ様。

コ-スタイム
近江鉄道五箇荘駅(8:50~8:59) →紅葉公園(9:47~9:54)→佐々木城址(10:28~10:34)→繖山(10:53~11:00)→地獄越(11:30) →雨宮龍神社(11:40~12:15)→猪子山(13:02~13:11)→北向十一面観音(13:13~13:16)→JR東海道線能登川駅(13:42)