榾火山の会

(ほだびやまのかい)

参加者   OM(単独)
2023年4月27日
半世紀以上以前の学生時代の11月に京都北山北端の広河原から小野村割岳を越えて由良川に下り、源流を遡って京大演習林の野田畑峠からおおい町名田庄永谷に下った時の写真が残っておりぼんやりと記憶も有りましたが、昨年秋yamanekoさん(ヤマレコのハンドルネ-ム)が福井県側からアプロ-チされているレコを拝見して、半世紀ぶりに歩いて見たくなりました。現在は京大演習林への立ち入りが禁止されていますので由良川源流~野田畑峠は歩けないので、永谷廃村からP767まで登り、シンコボまで演習林の縁を辿りそこから永谷廃村に下る事にしました。県道35号線を駐車予定地の名田庄出合まで車を走らせますが、手前1.6Km付近に倒木と落石が道路を塞いでいます。落石は何とかなりますが倒木は如何ともし難く、車を道端に於いて歩くことにします。

道路上に倒木、ここから歩きます         永谷廃村

今日は前夜半までの雨で地面がドロドロになっている可能性と久しぶりに野田畑谷の源流を歩くつもりですので長靴にします。又、着地点は永谷廃村にしていましたが、時間の余裕が有れば駐車地の近くに着地にするつもりです。永谷廃村への道路はyamanekoさんのレコでは倒木が多数有ったとの事ですが、綺麗に片付けられて車の通行が可能で、廃村からは道は荒れて来ますが暫くは最近のタイヤの跡が残っています。標高点289m付近に杉に巻き付けられたピンクテ-プが有り、登ろうと思っていた支尾根末端付近にもテープが有るので此処から登り始めます。尾根芯をしばらく登ると尾根を巻く様に落ち葉に埋もれかけた踏み跡が有り、テープも有るのでそちらに進んで見ますが、その内に踏み跡ははっきりした道となります。どうやら「山と高原地図」に記載されているP519を通ってP767に登る道の様です。所々にユズリハのヤブが有りますが通過するのは簡単です。予定していた時間より早くP767に登り着いたので折角ですから三国岳に寄って行きますが、稜線は以前より下生えが少なく土砂が流れて小石が露出している所が多くなっています。

枕谷源頭、いつ来ても良い所です        三国岳の樹間よりシンコボ

P767に戻って、野田畑峠に向かいますが、演習林への立入が禁止されている現在、中に入るのは躊躇われますが久しぶりの演習林ですので以前の様に源頭付近だけでも長靴を履いて川の中を歩いて見たいので途中で稜線を外し枝沢に入り、野田畑峠に向かいます。更に峠からブナ、トチが林立する源流の中を歩いてシンコボに向かい適当な所から稜線に上がり、シンコボに到着。山頂は誰も居ない中暖かい日差しの中で昼食。

新緑の野田畑谷                  シンコボ手前から百里ケ岳

昼食後はシンコボから北西に派生する尾根(シンコボ北西尾根と仮称)P467の次のピークから永谷集落跡に降りるつもりでしたが、予定より時間が早いので三角点ピークP525.3mまで行きそこから初め駐車する予定の出合付近に下るか、倒木の有る駐車地近くに下るかを決めようと更にそのままシンコボ北西尾根を下ります。P467までは度々現れたうっとおしいユズリハのヤブが少なくなり随分歩き易くなったのでP525.3到着は午後2時半前ですので余裕で駐車地近くまで下れそうです。

シンコボにて                 ヤブ気味の下山尾根もこんな良い所も

P525.3からはテープが頻繁に現れて来ますが途中のCo330m付近でP308方向へ続いていますので其の尾根末端からからのテープの様です。私はそこから南東へ派生するの支尾根を下り駐車地と目と鼻の先の県道に着地。県道から見上げる山腹はフジも満開で正に「山笑う」季節です。県道を塞いでいた落石と倒木は綺麗に片付けられていました。

「山笑う」季節です               三国岳~シンコボル-ト図(クリック拡大)

コ-スタイム
県道35号線名田庄出合手前1.6Km (7:15~7:22) →標高点289付近(8:39~8:45)→P767 (9:49~9:55)→三国岳(10:14~10:19)→P767(10:36) →野田畑峠(11:14~11:20) →シンコボ (12:03~12:32)→P467(13:20)→三角点ピーク525.3(14:17~14:25)→県道(15:13)→県道35号線名田庄出合手前1.6Km(15:16)