榾火山の会

(ほだびやまのかい)

参加者  OM(CL)、AM、IS、IH、KY、SH、SM、YK、YK          9名

記録
2023年10月12日
今回の例会は京都北山北部の黒田からの古くは日常的に通られていたトロ-峠、フキ谷峠、池ノ尾峠、石仏峠を歩きます。京都駅から周山行のJRバスに乗り周山から京北ふるさとバス灰屋往きに乗り換えますが、乗客は我々のパーティ9名と他の登山パ-ティ-4名の方だけです。鶴野バス停で下車後直ぐに出発します。京都一周トレイル京北15から登り初め直ぐに一周トレイルルートと別れて山腹の道を登ります。

京都一周トレイル入口から出発           監視哨跡の櫓に登って

所々崩れて細くなっている所は有りますが山腹をなだらかな広い道がトロ-峠を経由して黒田防空監視哨跡迄続いています。監視哨跡には木製の櫓が組まれて登ってみますが、周囲は樹林に囲まれて、樹間から比良山地の蓬莱山が見える程度で監視哨が設置される程ですので1945年当時はきっと見晴らしは良かったのでしょう。此処からは直ぐに三角点の有る灰屋山に到着。山名標には監視哨山とも書かれています。
此処からの尾根はnet情報でヤブを予想していましたが、心配する程のヤブは無くフキ谷峠まで緩やかに下ります。峠にはフキ谷への広い古道が下っています。此処
からP761への杉林の登りが本日一番の急登で、登り着いたP761から直ぐに池ノ尾峠付近に下り古い林道に出ますがこの道が妹路谷へ下っている様です。

灰屋山山より武奈ヶ岳(左奥)、蓬莱山(右奥)       P761へは急登です

峠の位置は今一つはっきりしませんが、あえて山名標は探さずにそのまま通過し送電線鉄塔を目指して緩やかな尾根を登って行き、目の前に北側の鉄塔が見えたのでそのままヤブをかき分けながら登り続けると、太もも辺りが刺されたような痛みを感じ、見ると茨に絡みつかれてしまって、茨を外そうとしますが皮手袋をしていてもトゲが刺さって簡単に外せませんが何とか外して茨を迂回して鉄塔に登り着きます。鉄塔からは北側の展望が開けて、右奥に武奈ヶ岳を初め右側には京都北山の山々が連なっています。

鉄塔より武奈ヶ岳、白倉岳方面           石仏峠にて

今日一番の展望ですので写真を撮り、石仏峠へ向かいます。石仏峠は峠と言っても本日のルートでは最高点に近い峠で、此処で昼食ですがじっとしていると寒い位です。峠からは荒れた古道を下りますが、石仏峠の由来となった(?)2体の石仏は少し下った所に有ります。古道は山腹を下っていますが最後の所で突然消えていますので沢までの50m程は急斜面を転倒しないように慎重に下ります。

峠の石仏                    急斜面を下ります

アケビはしっかり熟しています         灰屋山~石仏峠ル-ト図(クリック拡大)

沢沿いの踏み跡を辿り地蔵谷の林道終点に無事着地。足下は良くなってヤレヤレですが林道は倒木が酷い状態になっており潜ったり、跨いだりしながら池ノ尾峠への入り口まで下ってくると倒木も無くなり、県道61号線に合流し、井戸のバス停まで下ります。お疲れ様でした。

コ-スタイム
鶴野バス停(8:40~8:44) →トロ-峠(9:49)→監視哨跡(10:00~10:07)→灰屋山(10:08~10:13)→フキ谷峠(10:32) →池ノ尾峠(10:55) →石仏峠(12:08~12:40) →地蔵谷林道終点(13:27~13:39) →県道61号線合流(14:16) →井戸バス停(14:46)