榾火山の会

(ほだびやまのかい)

参加者  OM(単独)

2023年10月17日
今回は15日の例会、敦賀市の里山衣掛山から岩籠山までを歩く予定でしたが雨天で中止になったので、好天の今日一人で歩きに行きます。西敦賀で下車したのは私だけで、入れ違いに学生さんが数名乗って来ます。無人駅ですので駅の踏切で準備後登山口まで少し歩きます。登山口には衣掛山登山道の案内板が有り、山名の由来が書かれています。

衣掛山登山道案内板              敦賀市街地が見えて来ます

源義経が奥州へ落ち延びる際に間道として通ったとの事で、衣掛山を通過する道は昔の生活道として歩かれていたのでしょう。登山道は取付きからいきなり急な階段で始まります。息を切らして登り舞鶴自動車道の橋をくぐると又階段の再開で、此処からの階段は今までの階段以上に段差が有り更に息が上がりますが、敦賀市街を見下ろすようになると来春から敦賀市まで開業予定の北陸新幹線の線路、車庫が見えて来ます。衣掛山の山頂は樹林に囲まれて全く展望は有りませんので山名標を確認して通り過ぎます。此処からは所謂バリエ-ションル-トですが、踏み跡ははっきりしていてテープも有り迷う事は有りません。少し登ると224.7m三角点が有り山名標は堂山となっています。Co300m付近の送電線下まで登ると巡視路が現れて来て、これから辿る尾根と岩籠山が見えて来ます。

衣掛山山名標                 Co600m付近から踏み跡が若借りにくくなります

此処から373.3m三角点の先までは巡視路が有りますので楽に登れてそれが終わると再び踏み跡だけになりますがCo560mピークへの急登部には古いトラロ-プが張られていますので、かつては整備された時が有った様です。此処まではほぼ尾根芯の踏み跡ですがP613へは尾根芯を登らずに西側を巻く踏み跡とテープに導かれてコルまで進みます。コルからもCo600m付近までは尾根芯を登りますがそれ以降は西側の山腹を巻く様に登ります。途中で踏み跡が薄くなったので尾根芯に向けて方向転換しますがヤブが煩わしいので元のル-トに引き返し踏み跡を探しながら進みます。灌木のヤブを登り切ると夕暮山への分岐です。折角ですので夕暮山へ寄り道すべく、北陸電力の電波反射板まで登り着くと一気に展望が広がり、滋賀県境の湖東の山々が見えて来ます。少し下った夕暮山の三角点は尾根の突起の様な場所にあり反射板のピークの方が高い位置に有ります。

夕暮山から反射板後ろに湖東の山々        岩籠山山頂に到着

分岐まで戻り歩き易い道を岩籠山に到着。途中で市橋方面に下ると思われる単独の方と行き違います。予定より少し遅れて到着した岩籠山は平日で誰も居ません。暖かい日差しの中で昼食。

山頂より三重ケ嶽、野坂岳方面          眼下にインディアン平原

山頂からは敦賀市街地は見下ろせませんがその他の方向の展望が有り、滋賀県、福井県、岐阜県県境のお馴染みの山々が見渡せます。下山道のブナの森も緑で紅葉までは暫く時間が掛かりそうです。インディアン平原下のブナの森で単独の方が登って来られますが、平日で誰にも会わないと思われていて私が降りて来てビックリされた様です。思ったより早く下山出来て国道161号線を新疋田駅まで歩きます。

新疋田駅に着きました             衣掛山~岩籠山ル-ト図(クリック拡大)クリック拡大

コ-スタイム
JR西敦賀駅(7:55~8:01)→衣掛山登山口(8:08)→衣掛山(8:32)→堂山(P224.7)(8:48)→Co300ピ-ク(9:19) →Co560ピーク(10:06~10:13) →日暮山分岐(10:59)→日暮山(11:08)→日暮山分岐(11:14)→岩籠山(11:33~11:53)→駄口登山口(13:07)→新疋田駅(13:28)