榾火山の会

(ほだびやまのかい)

参加者   OM(CL)、IA、IS、NK、MN          5名

2024年2月14日
雪の雨乞岳南東尾根を登るべく、2月の中旬に計画しますが、寡雪の今年は予想通りで鈴鹿スカイラインの深山橋まで車を乗り入れますが道路は当然、周囲の山腹にも全く雪は見当たりません。3年前の5月は新緑が美しかったのを除いては全く同じ状態で予定通り出発。尾根の取付き点まで歩き末端から登り始めます。

岩場を登ります            南雨乞岳へ

登りは岩場の登りから始まり、それが終わると杉林の急登になり、NKさんはスイスイと登っていますが、離れない様に付いて行くのが精一杯で息を切らせながら登り続けP743に登り着きます。此処で一息入れて展望の無い杉林を更に登り続けCo750m付近になってちらほら残雪が出て来ます。Co820mピーク(P825と書かれたプレ-ト有り)を越えると東側の展望が開け、御在所岳、鎌ヶ峰が見えて来ますが、次の目標のP966は一旦下り尾根芯の馬酔木のヤブを避けて西側斜面の獣道を探しながら登ります。

Co1050m辺りから雪は繋がって来ますが、暖かいので雪は緩んで滑りやすいのでストックで支えながら登り続けます。積雪は吹き溜まりでの30~40cm程度でしょうか、踏み抜きを避けて笹の上を歩き南雨乞岳に到着。雨乞岳との間の笹原は笹の頭だけ出ている雪原になっており、踏み抜きながら雨乞岳に到着。雪は笹の上に薄っすらと載っている程度で、2月中旬にも関わらず春の到来を告げる様な温かな風が吹く山頂には我々だけで、隣りの東雨乞岳にも誰も居ません。

雨乞岳より御在所岳、鎌ケ峰、鈴鹿南部の山々    清水ノ頭へ

春霞で遠望の効かない温かな山頂でのんびりと昼食後下山に掛かります。積雪が十分にある場合を想定した当初の計画では南東尾根を往復する予定でしたが、余裕が出来たので清水ノ頭からの南尾根を下ることにします。雨乞岳の山腹を横断し清水ノ頭に向かいますが付近の風衝草原は雪庇に成れなかった吹き溜まりの雪が残っているだけです。

雨乞岳を振り返る              清水ノ頭から南尾根を下ります

 

南尾根はP835までは比較的広い尾根ですがそれ以降は杉林の急な尾根になり、3年前は崖状になった林道の法面に突き当たり、法面上部を東側にトラバ-スしながら着地したので、今回は法面を避ける様に降りて無事林道に着地。その後は林道、ダム湖巡視道を1時間余り歩き戻ります。

林道より南尾根を振り返る          雨乞岳ル-ト図(クリック拡大)

コ-スタイム
深山橋駐車地(8:15~8:24)→南東尾根取付点(8:33)→P743(9:30~9:38)→P825(9:52) →P966(10:45~10:55) →南雨乞岳(11:43~11:48)→雨乞岳(12:01~12:47)→清水ノ頭(13:21)→P835(14:01)→林道(14:39)→深山橋駐車地(15:51)