榾火山の会

(ほだびやまのかい)

2024年10月2日
参加者 TA(CL)、IR、OR、OM、KY、KM、KY、SM、MS、MS、YK
タイム マキノ高原温泉バス停9:35→赤坂山登山口9:46→武奈の木平10:42→粟柄峠11:47→赤坂山12:02→粟柄峠12:48→寒風14:47→マキノ高原温泉バス停15:36

湖西線マキノ駅到着8時35分、この日JR線に遅れがなく先ずはよかった。駅からマキノ高原温泉までは地域のコミュニティバスを利用させてもらう。降車地点で自家用車で参加のO氏と合流。体調を崩されていたO氏の明るい笑顔を見ると嬉しくなる。登山口までの美しく整備されたゲレンデでは、グランドゴルフに興じる年配者、キャンプを楽しむ人達の姿を見る。ガイドブックには赤坂山登山口からの急勾配は「進駐軍の坂」と呼ばれたとある。当時彼等は冬の休日、この勾配をスキーで遊んでレクリエーションとしたのだろうか。そのすぐ脇の急登は続き10月2日なのにとにかく暑い。風も吹かず汗まみれだ。登山口から1時間で武奈の木平510mに到着。ガイドブックには50分とあったので休憩時間を入れると許容範囲だ。堰堤を越えると沢がありトリカブトが群生して、家に持って帰ろうかと話が盛り上がる。イワカガミの群生地は咲くとさぞ豪華であろうと想像する。頂上手前の粟柄峠750mは、古代より若狭、近江、京を牛の背に物資を乗せて山越えした古道だという。

頂上823,8mで昼食。粟柄峠まで下り寒風853,8mへ向かう。猫型送電線はいつも個性的だ。すすきの峰が美しい。この登山道はある意味見映えする草原の小径なのだが、暑さでそれどころではない。途中琵琶湖とメタセコイア並木が左側に、少し行くと反対側に若狭湾が見える。分水嶺そのものの景色だ。寒風に近づくとブナ林となる。この美しい静寂は疲れた私達を癒す。こんな場所でゆっくりコーヒーが飲みたいと妄想する。明るく開けた寒風からは、ひたすら下山。マキノ高原の草地が見えるとバスの時間に余裕があり、安堵した。

赤坂山山頂にて                 寒風への最後の登り

静寂のブナ林