榾火山の会

(ほだびやまのかい)

参加者  OM(CL)AN、IA、IS、OR、KM、KY、TK、NK、MS 10名
記録
2018年3月07日
湖西の例会の相似パタ-ンである堅田駅に7:30集合して2台の車に分乗し、京都からの直行車と坊村で合流し、都合3台で針畑川沿いを遡りますが、道路沿いには雪は殆どありません。朽木小入谷集落を過ぎたおにゅう峠への林道入り口除雪終了点付近の広場に駐車。この辺りは20~30cmの残雪が有ります。天気は薄曇りで無風です。おにゅう峠への登山道は尾根の登り口まで2回渡渉しますが最初の難関は針畑川の渡渉です。折からの雪解けで増水しており流れも急な為、膝下程度までは達しそうです。スパッツを履いているとはいえ濡れてしまうのは必至の状況ですので、此処での渡渉は諦めもう少し林道を遡ってみます。300m程遡った西谷と大倉谷の合流点の上手に浅瀬が有りここを渡渉して合流点まで戻り尾根の末端から登山開始です。

 

渡渉点を見下ろす               尾根に取り付きます

登山道は所々で地肌は出ていますが概ね締まった残雪に覆われていてワカン無しで歩けます。596m付近で林道へ登ります。ここから焼尾地蔵までは所々路面が見える林道歩きです。

 

焼尾地蔵                   700m付近登ります

焼尾地蔵から杉林の登山道を少し上ると再び林道と出会い100m程で林道と離れてP762mクを巻き込みながら登ると根来坂へのトラバ-ス道の入口ですが、ル-トは急斜面で硬い残雪が想されますので、このまま尾根を直登し根来坂東側のP860mを目指します。登り切ったP860mはブナに囲まれた良い感じのピ-クで、昨夜の霧氷が溶け出してカラカラと音を立てながら落ちて頭に当たると痛いくらいです。

  

ピ-ク860m付近のブナ              ピ-ク860mにて

 

根来坂への稜線                おにゅう峠へ

ここから高島トレイルに入り、少し下ると根来坂。根来坂からP871mを越えておにゅう峠へ向かいますが残雪が細かな藪を抑えており尾根はすっきりしています。一旦林道に下りておにゅう峠へ到着。吹き溜まりの残雪は有るものの、お堂の周辺の雪はすっかり溶けておりここで昼食。

 

おにゅう峠にて                おにゅう峠上の稜線

 おにゅう峠上の稜線より下山尾根(手前の尾根)

おにゅう峠からの登山道は樹林帯、平坦地以外の日当たりが良い場所、急坂には残雪は殆どありません。下山ル-トであるP803mからの尾根がすぐそこに見えています。659mピークを越えたコルから150㎡程登ると高島トレイルから少し外れてP803mですが、此処に上る途中にブナに囲まれたオクスゲノ池が有りますが今は雪に覆われています。この付近も良い所で、新緑の頃にも訪れてみたい。

 

オクスゲノ池付近にて               オクスゲノ池付近を良く

 

ピ-ク803mにて                 ピ-ク803mからの尾根

P803mからは初めてで、駐車地に下りる為に下れそうな尾根にル-トを設定しただけです。尾根は初め400m程度東進し、P770mから南南東へ方向を変えます。750m付近よりユズリハの藪がコル付近まで続きますが下りなのと、辛うじて残雪が抑えていますので歩けましたが残雪が無ければ結構煩わしい所です。尾根はP700mで十字型になっており、当初の予定ではそのまま直進する予定にしていましたが、下り始めが少し分かりにくく急なので下りながらのルート修正が難しいと判断し北東側の665㎡ピ-ク経由のル-トに変更。最後は残雪が無く枯葉で滑りやすい尾根を下降し、駐車地より100m程上手に降り立ちました。持参したワカンは一度も使用しませんでしたし、下山時すっかり曇天になっていましたが穏やかな天気に恵まれた山でした。

 

最後の急下降                高島トレイル・根来坂~P803mル-ト図(クリック拡大)

コ-スタイム
小入谷駐車地(8:30~8:40)→P596m(10:00)→P762m付近(10:20)→高島トレイルP860m(10:45)→根来坂 (10:57) →おにゅう峠(11:15~11:50) →高島トレイルP803m (13:20)→P700m(14:20) →P665m(14:40)→小入谷駐車地(15:10)