榾火山の会

(ほだびやまのかい)

参加者  OM(CL),AT、AY、IS、KT、KY、SM、FI、YK 9名
記録
2018年5月6日(燧ヶ岳)
民宿おぜぐちから車で20分余りで御池駐車場(標高1500m)到着。既にかなりな車でほとんどは既に出発しているようです。我々も快晴の下、準備しますが、女性陣は物々しいマスクで顔見知りでも遠目には判別がつきません。夏ル-トとは異なり藪っぽい残雪の中をトレースに従って南南西方向に進み急傾斜の尾根に取り付きます。1650m付近で夏のル-トと合流しますが、

 

御池出発です                   広沢田代
ル-ト自体は雪の下で夏道で有ることは殆ど判別できませんが、傾斜が緩くなると広沢田代の縁に到着。所々地面が顔を出していますが殆ど雪に覆われており、木道も分かりません。

 

広沢田代にて                   熊沢田代への急斜面

熊沢田代への急登
広沢田代からの登りは、夏ル-トのずっと左側の斜面にトレ-スが付いており、地図を見るとこちらのほうが若干傾斜が緩そうですので我々もそれに従って登ります。高度差は広沢田代へ登るのと同程度ですが、雪が多い分藪が全くないので登り易い反面、高度感は有ります。登り切って、西側に巻くように少し下ると熊沢田代到着。ここは木道が露出して、一部池塘も現れています。帰りはこの木道を通って下ります。広沢田代では雲が厚くなって、このまま曇り空になってしまうのかと思いましたが、又青空が優勢になって来ました。ここからはほぼ夏ル-トの通り小沢に入りしばらく上った後、東側にトラバ-ス気味に登ります。傾斜がきつく成った2140m付近でアイゼンを装着し、しばらく浅い沢をジグザグに登り尾根上になった8合目を乗り越し、斜め上に直線状に登り切ると、頂上直下の台地に到着します。

 

熊沢田代から山頂方面               2180m付近を登ります

ここは西側の灌木と笹で風が遮られており、休憩には最適で大勢の登山者、スキーヤ-、ボ-ダ-が休憩しています。最後は岩場を登ると二等三角点の有る燧ヶ岳(俎板嵓)の山頂です。目と鼻の先にもう一つの山頂である柴安嵓が有ります。標高は柴安嵓の方が10㎡程高いのですが山頂直下の急斜面に苦労するのと鞍部まで下るのが嫌なのとで柴安嵓に向かって居るのは2名パ-ティ-のみ。

 

会津駒ケ岳背景に                 燧ヶ岳山頂にて
目の下には尾瀬沼、はるかに至仏山に続く尾瀬ヶ原です。5年前(2013.5.6)至仏山に登った時には一面雪に覆われていましたが、今年は全く雪が無く、茶色の原っぱです。それでも、南方は昨年4月末の日光白根山、男体山。北側には3年前9月の平ケ岳、越後駒ケ岳、荒沢岳、更に奥には5月の守門岳、浅草岳が生憎の曇り空ですが望めます。
 

山頂より尾瀬沼、至仏山              山頂より会津駒ケ岳

 

山頂より平ケ岳~荒沢岳                    山頂より尾瀬沼、男体山~日光白根山

山頂の大展望を楽しんだ後、直下の台地で明日登る予定の会津駒ケ岳正面にしてのんびりと昼食。昼食後は熊沢田代までは往路をそのまま下ります。雪も適当に緩んでおり快適に下れます。熊沢田代からは木道を下りる為、一時的にアイゼンを外しましたが広沢田代への急斜面で再度アイゼンを装着し午後2時半ごろに御池駐車場へ下山しました。

 

熊沢田代へ下ります               熊沢田代にて

 

広沢田代への急斜面下ります          燧ヶ岳ル-ト図(クリック拡大)
翌日は天気予報通り夜半からの雨が降っており、会津駒ケ岳には登らず予定を1日早めて帰って来ました。会津駒ケ岳は花のシ-ズンに際挑戦です。

コ-スタイム
御池駐車場(7:20~7:30)→広沢田代(8:20)→熊沢田代(9:25) →2140m付近(10:20)→燧ヶ岳頂上(11:00~11:25) →燧ヶ岳頂上直下(11:30~12:05)→熊沢田代(12:45)→広沢田代(13:50) →御池駐車場(14:25)