榾火山の会

(ほだびやまのかい)

参加者  OM、KM
記録
2018年5月1日
自宅を出発して1時間半程度で池河内奥の落合橋に到着。来る途中の林道で新しい落石を発見し、石を除去しながら、加藤の声に促されて上の斜面を見るとイノシシの親子がいます。これはミミズを掘り出すために斜面の土を掘り返した時に発生した「イノシシ為的」な落石です。イノシシも我々をジッと見つめています。親子連れは危険ですので早々に落石を片付けて通り過ぎました。落合橋のたもとは数台駐車できる広場が有り、準備して出発。黄色テ-プが巻き付けられて所から登り始めます(因みにこのテ-プは駒ケ岳まで嫌というくらい木に巻き付けられており、同一人物かは分かりませんが、ご丁寧にテプラ-でプリントされた案内が張り付けられたテープも有り、案内につられてそちらの方向に行ってしまう登山者がいるかもしれませんので、却って危険で迷惑です)。千石山への尾根に出るまではナラ、クリ、アカマツの樹林の急登ですが、下生が殆ど無いので登りやすい尾根です。

 

登山口の黄テ-プ                 550m付近の急登

尾根に出て最初のコルで左側の谷からの掘割状の古道が現れますがしばらくすると消えてしまいます。杉林と落葉樹の尾根は両側の展望は有りません。途中直角に折れ曲がった後の急登を登り切り、しばらく登り続け千石山に到着。ここも樹林に囲まれて全く展望は有りません(千石山は2013.12.14の例会で井ノ口から登頂しています)。

 

470m付近の古道                千石山山頂

千石山から若狭駒ケ岳への稜線歩きが始まります。主なピ-クは2つ有りますが標高点表示の有るP650mの一つ手前のピ-クから高島トレイルの三重嶽・湖北武奈ヶ岳等が遠望できますが霞んでおり写真に撮ってもはっきりしないでしょう。此処にも黄色テ-プが巻き付けられて、手書きで「熊川城跡云々」の表記が有ります。若狭駒ケ岳に近づくにつれてブナ林が広がり、木陰に入ると涼しくてホットします。山頂には誰も居ません。木陰で昼食中に2名の方が登ってこられました。

 

ミツバツツジ                    若狭駒ケ岳稜線600m付近

 

若狭駒ケ岳稜線650m付近            若駒ケ岳山頂

下山路は初め20分程高島トレイルのル-トと重複しますがP730mより北に下りる尾根に入ります。P611m直下のコルは地図には標記されていない林道が横切っており、法面には丸太の階段が取り付けられています。ここまで下りてくるル-トは時々ユズリハの藪に阻まれますが、人が通れるくらいの幅でユズリハが無い部分が有ったので誰か何らかの「道」として整備したのでは?と思っていましたが、やはり「道」として認識されているようです。

 

下山尾根660m付近              P611m直下の林道
これから先は段々に踏み跡が薄くなって来て、倒木で通りにくくはなっており、標高300mを切ると一部岩尾根状の所も有り歩きにくく成りますが、顕著な支尾根の派生が無いので尾根を外さなければ問題ありません。最後は朝駐車した落合橋に下山。無風状態で5月初めとは思われない程暑い。

 

下山尾根220m付近            落合橋駐車地 左林道直ぐ登山口 橋の欄干奥下山口

千石山~若狭駒ケ岳ル-ト図(クリック拡大)

コ-スタイム
落合橋駐車地(7:40~7:55)→千石山への尾根(8:45)→千石山(9:32~9:40) →P650m (10:35)→P642m(11:00) →若狭駒ケ岳 (11:35~12:12) →P730m下降点(12:32) →P650m (12:45) →P611m(12:55)→林道(13:05) →P456m (13:24) →P428m (13:35)→落合橋駐車地(14:10)