榾火山の会

(ほだびやまのかい)

芦(葦)谷山  山行報告

参加者   OM(単独)
記録
2020年6月22日
今日のル-トは5月29日に庄部谷山往復時に利用した黒谷の両岸尾根から眺め、機会が有れば末端から登ってみたいと思ったル-ト(折戸谷右岸尾根と仮称)です。昨日の午前中の天気予報はピカピカの好天予報が午後になって一日中曇り、若しくは午後の早い時間に雨の予報に急変し、それに依って雨に会わない様に出発時間も早くして、午前5時前に自宅を出ました。午前6時半に前回と同様粟柄関所跡に駐車(もう少し奥の折戸谷林道と粟柄林道の分岐点、若しくは渡渉点付近でも駐車可能でした)。10分余り歩きくるぶし程水量の折戸谷を渡渉します(今日は渡渉が有りますので長靴)。

折戸谷の渡渉点(渡ってから撮影)         鉄塔の補修機材、設備が多数

渡渉後は何時もの通り木を掴みながらの急登ですが、1番目、2番目の鉄塔は補修中で機材はヘリで下ろされた機材が置かれ、両鉄塔間は機材運搬用のモノレ-ルまで設置されています。かなり大掛かりな工事の様で、折戸谷林道の割谷東側に有る巡視路入口にはその旨を記した表示板が有りました。此処からも更に急登が続きますが、いつもと違うのは急登が終わっても藪気味なのは続き、特にP528mからP658mまでの平坦部は椿、ユズリハの藪が厳しい所が有り薄そうな所を探しながら登るので時間も掛かりウンザリです。でもP658mは広々としたピ-クにブナの大木が点在してもう一度行ってみたい所です。

行く手を阻むユズリハの手強い藪            広々としたP658mのブナ林

此処からは藪も薄くなり4番目の鉄塔付近には巡視路の下降点を示すテ-プが有ります。此処からは藪も無くなり、踏み跡も明瞭になりP795mを経て庄部谷山からの稜線上のP850mに到着。此処から県境稜線P806mを経由して芦(葦)谷山までの稜線もブナの回廊です。

4番目の鉄塔より午後登る予定の三国山                          庄部谷山からの稜線上のP850mのブナ林

丁度芦(葦)谷山に到着した時に2名パ-ティ-の方が山頂を辞する所でしたので、山頂には誰も居ません。風も有りじっとしていると寒いくらいです。早々にP806m迄戻り、最低コル(新庄乗越と記載されているコル)まで下ります。下るにつれて杉も現れて来てコル付近は倒木で荒れています。少し時間を割いてコルから折戸谷に下る沢への下降点を探しました。この沢は秋の例会のル-トとして利用できそうです。コルからはP827mまで掘割状の古道が続いており、これを辿って三国山に到着。

最低コルからは掘割状の古道を辿ります       三国山直下のブナ林、此処から右側に下降

途中の送電線鉄塔の部分は切り開かれていて、午前中に辿った尾根上部が展望出来ます。三国山は高島トレイルの山ですが、平日の午後は誰も居ません。昼食後山頂から折戸谷に下っている西側の尾根を下ります。初めは藪も薄く快適に下れますが直ぐにユズリハ、サルトリイバラ等の藪が尾根を覆っていて、サルトリイバラに絡め捕られて下りとは言え簡単には通してくれません。

下山尾根のユズリハ+サルトリイバラの藪         切り開き地の作業道に助けられ....

560m付近で杉林の切り開き地が現れてようやく藪から解放されます。その後470m付近から作業道が現れて、適当に作業道をショ-トカットしながら折戸谷林道に着地しました。今日歩いた最初(折戸谷右岸尾根)と最後の尾根はもう歩きたくない尾根であると言うのが結論です。又、今日は嫌になるくらい藪漕ぎしましたが、マダニ防止用剤が効いたのか、はたまたユズリハにマダニが居なかったのか、入浴時点検しましたが咬まれては居ませんでした。めでたしめでたし。

 葦谷山~三国山ル-ト図(クリック拡大)

コ-スタイム
粟柄関所跡駐車地(6:25~6:30) →折戸谷渡渉(6:42)→折戸谷右岸尾根2番目鉄塔 (7:20)→P658m(8:35)→4番目鉄塔(8:45)→庄部谷山からの稜線P850m (9:20~9:30) →県境稜線(10:05) →芦(葦)谷山(10:28~10:44) →最低コル(新庄乗越?) (11:35~11:50) →三国山(13:10~13:40) →折戸谷林道(15:07)→粟柄関所跡駐車地 (15:35)