榾火山の会

(ほだびやまのかい)

能郷白山  山行報告

参加者  OM(CL)、AT、AM、IA、IS、SM、YK、YK     9名
記録
2020年11月11日
能郷からの国道157号線は別名酷道157号線と呼ばれているという事をネット情報で知りました。理由は「落ちたら死ぬ!!」の表示、絶壁にも関わらずガードレ-ルの無い所が多い、道幅が狭くて離合困難等々ですが、舗装はしっかりしており通常の林道よりは遥かにましな道路です。根尾西谷川に沿って走ると両側は紅葉の盛りで朝日に輝いており今日の能郷白山の紅葉が楽しみです。紅葉の中を高度を上げて温見峠に着くと、紅葉は既に終了して福井県側から吹き上げる風は初冬の趣です。此処に来る前の樽見付近で、能郷白山付近の稜線が白くなっているのが見え、多くは無いと思いますが、昨日からの寒波で雪が降った様子でどの辺りから積雪が有るのか逆に心配です。道端には車が1台とバイク1台駐車しています。最初はブナ林のなだらかな登りですが直ぐにロープが垂れ下がったガラ場の急登が始まり、ロープを掴んで登るのは自己責任の旨の表示が有り、びっくりします。

木の根、ロープ掴みながらの急登            コロンブスピ-クに到着

積雪が有る場合は下りに神経を使う場所ですが、幸いまだ雪は現れて来ません。急登を登り切るとP1492のコロンブスピ-クです。此処まで登ると背後に姥ケ山、部子山、銀杏峰が顔を見せて来ます。ここらあたりで積雪は2cm程度で登山道の両脇に有る程度ですが、コロンブスピ-クを過ぎると登山道にも雪が現れて来て、陽が当たる所は溶けでドロドロです。

稜線を登ります                    能郷白山山頂にて

なだらかに登って行く登山道の霧氷が陽を浴びてキラキラ輝くのと、眼下の山々の錦繍の布を広げたような紅葉とが好対照です。三角点の山頂は展望が無いので少し進んでお社の有る山頂に移動します。生憎の曇り空ですが見通しは意外と良き、遥か南西方向に伊吹山から金糞岳、冠山等の滋賀県境の山々を初め、蕎麦粒山の奥美濃の山々。北から東側は屏風山等が手に取る様。白山方面は部子山、銀杏峰、荒島岳が見えますが、白山は雲の中です。山頂は風は有りませんが陽が当たらないので寒い。

下山時、稜線より荒島岳~屏風山         下山時、稜線より霧氷と錦繍の山肌

激下りです                 能郷白山ル-ト図(クリック拡大)

下山は、コロンブスピ-クまではドロドロに足を取られない様に、コロンブスピ-クからの急坂を「責任を持たない」ロープを掴みながら下降し、明日は蠅帽子嶺の予定ですので、入口を確認しながら酷道157号線を岐阜の宿舎に向かいました。明日は今日より好天予報ですので紅葉が期待できそうです。

コ-スタイム
温見峠(10:15~10:30) →コロンブスピ-ク(11:39~11:47)→能郷白山(12:30~13:00) →コロンブスピ-ク(13:36) →温見峠(14:40)