参加者 OM(CL)、AT、AM、IA、IS、SM、YK、YK 9名
記録
2020年11月12日
岐阜駅前から再び、別名酷道157号線を戻り、昨日の温見峠手前の根尾大河原付近の駐車地に到着。5~6台は駐車出来そうです。蠅帽子嶺は実に18年ぶりです。今日は昨日よりも好天気の予報で紅葉が期待できそうです。先ず障害は最初の渡渉で足裏保護の為サンダル等に履き替えて渡りますが、渇水期で水位は膝下程度ですが11月の水は流石に冷たく長くは漬かっておられません。
登りの尾根、紅葉が盛りです 渡渉点、下山時に撮影
渡り終えて登山靴に履き替えて踏み跡を探しながら登山開始。踏み跡は上流側に続いておりそれを辿ると「如意輪観音」の表示板が杉の木に取り付けられていたので、これで正しいと思い更に進みますが一向に登る様子が無いので先ほどの表示板迄戻って踏み跡を探すと、石組の古道らしい跡が有りそれを辿りますが直ぐに藪に阻まれ踏み跡もそれ以上に進んでいないのでまた戻ります。尾根には古道が有るとの事ですので探ると尾根に向かって薄い踏み跡が有るのでそれを辿ってやっと尾根の末端近くの古道跡に登り着きました。事前の調査不足で30分弱のロスです。気を取り直して尾根上をジグザクを切りながら登ります。
標高730m付近の古道と紅葉 尾根のブナ大木の下にて
黄色を主体とした紅葉は若干盛りを過ぎた状態ですが、陽が当たるとハッとするような美しさで、先ほどのロスタイム等忘れてしまいます。P908に登り着くと後はP943越えて切れ切れに続く古道を辿りますが、明治維新の前にこの道を大砲を引きながら蠅帽子(這法師)峠を越えて越前大野下った水戸天狗党の面々の苦闘はどのようなものだったのでしょうか。Co940m付近から古道は尾根を外れて山腹をトラバ-スしながら蠅帽子峠に続いていますが、急斜面の古道は殆ど元の斜面に戻ってしまい、所々しか残って居ません。峠にはお地蔵様が1体と道標が有り、昔の面影(?)が残っています。
トラバ-ス道を進みます 蠅帽子峠のお地蔵さん
此処から稜線伝いに山頂を目指しますが、踏み跡は明確な物の、灌木の藪かかなり厳しく思う様に進みません。それでも下山点分岐以降は藪も和らぎ登り切ると切り開かれた狭い三等三角点が有る山頂に到着しましたが残念ながら樹木に囲まれて展望は有りません。曇りながら風もなく以外と暖かい中で給食後下山開始。下山後は尾根沿いの踏み跡を真っすぐ下ります。
蠅帽子嶺山頂にて
紅葉 2題
下り道の紅葉は傾きかけた透き通った陽を浴びて更に鮮やかに色づいています。古道跡も下りの方が分かりやすく予定通り朝の渡渉点まで下降後、デポしていたサンダル等に履き替えて再度渡渉し駐車地に戻りました。振り返ると夕陽を浴びた山肌は錦繍の布をかぶせた様です。
コ-スタイム
蠅帽子嶺入口の駐車地(8:15~8:28) →渡渉完了点(8:58)→P908(10:45~10:54)→P943(11:21)→蠅帽子峠(12:06~12:11) →蠅帽子嶺(12:45~13:10)→P943(13:38)→P908(14:00~14:08) →渡渉点(15:08) →蠅帽子嶺入口の駐車地(15:32)