参加者 OM(CL)、KY、KY、SH、SM、MN、YK 7名
記録
2021年11月1日 浅間山
昨夜は佐久平駅近くのホテルに宿泊し、予定より30分早く車坂峠に到着。好天で金峰山の後ろに富士山が頭をのぞかせています。車を下山口の浅間山荘まで回送してもらうべく、車の鍵を高峰高原ホテルに預けに行きますが、玄関には鍵を掛かっており中に入れず、電話をしても出ません。止む無く車の回送業者に直接電話し、前部ナンバ-プレ-トの裏側に張り付けておく事にして出発。楽な中コースを登ります。樹林帯の登山道は登るに従って先週の雪が残って凍り付いています。外輪山に登り着くと真正面に浅間山が姿を現わし、上部の黒い山肌には先週の残雪がプリ-ツスカ-トの縦縞の様に白く残っています。
車坂峠を出発 ト-ミの頭より浅間山
黒斑山より富士山(中央右奥) 賽ノ河原いて、斜め左上への道を登る
此処からは外輪山の縁に沿って浅間山を右手に、眼下に黄色に色づいた落葉松が生えている賽ノ河原見ながら岩交じりの登山道を辿る事になりますが、蛇骨岳を過ぎたあたりから北側の展望が開け四阿山と岩菅山等の志賀高原の山々も見えて来て楽しい稜線です。Jバンドからの滑りやすい急坂を下ると賽ノ河原に降り立ちますが、稜線から想像していた景色とは異なり、火山礫と葉が落ちかけた背の低い落葉松が生えているだけで寒々とした名前の通りの風景が広がっているだけです。進むにつれて木々の種類も増え、背が高くなって来ると賽ノ河原分岐。此処からは火口縁に向かって斜めに付けられた砂礫の登山道ですが想像していた程ザレておらず歩き易い道です。登り着いた火口縁は風が冷たいのでウィンドブレ-カ-等の防風衣を着用し、2基のシェルタ-横を通り過ぎて雪の残るなだらかな砂礫の道を登り切ると前掛山(浅間山)山頂に到着。
火口縁より前掛山(左奥) 浅間山(前掛山)山頂にて
下山時、辿って来た外輪山全景 一の鳥居まで下って来た
途中で何組かの登山者とすれ違いましたが、今は我々だけです。360度の大展望と言いたい所ですが、浅間山本体で隠されてない方向でも遠くの山々は雲の中に隠れてしまっており、残念。風が冷たいので集合写真の後早々に下山開始。賽ノ河原分岐の手前の低い落葉松帯で暖かい日差しの中でのんびりと昼食。下るに従って落葉松の背が高くなって来ますが、上部になるほど背が低いのは、風が強くて伸びきれないのか、極端な貧栄養なのでしょうか。
湯の平分岐から外輪山の岩壁は見上げる程の高さです。当初は此処を登って車坂峠に戻るつもりでしたが最後の行程でのこの登りは厳しいでしょう。車の回送サ-ビスが利用出来て大助かりです。火山館からは不動滝に立ち寄りながら二つの鳥居をくぐり最盛期は過ぎていますがまだまだ鮮やかな紅葉を楽しみながら予定通り午後4時前に浅間山荘に到着。明日の荒船山も今日の様に晴れれば良いのですが。
浅間山荘付近のイタヤメイゲツ(?)の紅葉 浅間山ル-ト図(クリック拡大)
コ-スタイム
車坂峠 (6:20~6:33) →ト-ミの頭 (7:52)→黒斑山(8:15~8:20)→蛇骨岳(8:49)→仙人岳(9:11~9:20)→Jバンド下降点(9:46)→前掛山分岐(10:18~10:29) →火口縁(11:21~11:34) →前掛山 (11:55~12:05)→前掛山分岐(13:28)→湯の平分岐(13:43)→火山館(13:50~13:58) →二の鳥居(14:47) → 一の鳥居(15:09)→浅間山荘(15:43)
11月2日 荒船山
天気予報によれば今日も好天予報ですが、登山口の内山峠は雲の中です。多分雲海の中なのかもしれないと気を取り直して出発。進むにつれてガスで周りは真っ白になって紅葉の色も冴えません。登山口から山頂までの標高差はそれ程無いので、楽勝かと思いきや、初めはなだらかで歩き易い登山道ですが小さな上り下り、階段も有り、挟岩修験道場跡を過ぎて等高線が詰まった急坂はロ-プが張られた岩場が有りますが、露に濡れて滑るのでロープを掴んで慎重に登ります。
ガスに覆われた尾根を登る 岩場も有ります
下りもこの天気では乾いていることが期待出来ないのでより注意が必要になりそうです。急坂を登り切ると平坦な尾根になり艫岩展望台に到着。目の前の絶景を期待したのですが、表示盤で見えることになっている山々は全く見えず、帰りに表示盤通りに見える事を期待して早々に展望台を後に平坦な登山道を進みます。
落ち葉とガス覆われ幻想的な森 荒船山直下は急登
進むにつれてガスは段々に薄くなって、薄日が差すようになって、荒船山(経塚山、行塚山)への最後のドロドロの急坂を登り切り頃になるとすっかり晴れて来ます。山頂で久しぶりに全員での三角点タッチ。ガスが完全に晴れていないので周囲の展望は有りませんが、艫岩での絶景を期待しながら山頂を辞します。
荒船山(経塚山)山頂にて 晴れて来ると紅葉が鮮やかに
広くなだらかな尾根はコナラ、モミジ等の落葉で覆われており、最盛期を過ぎたとは言え紅葉が青空に映えます。戻って来た艫岩展望台からの展望は遠くの山々は雲の中ですが、昨日登った浅間山が雲に囲まれて見えており、全員大感激で思い思いに写真撮影。
艫岩展望台から、昨日登った浅間山 艫岩、下から見ると迫力ある
絶景を堪能後濡れた岩場を慎重に下降しますが、途中で平日にも関わらず次々と登って来られた登山者とすれ違います。やはり簡単に登れる人気の山の様です。下り切った辺りから眺める艫岩の絶壁は一部しか見えず一般的に紹介されている写真の様な迫力は有りませんが少しは迫力が感じられます。
色鮮やかなイロハモミジ(?) 荒船山ル-ト図(クリック拡大)
上り下りを繰り返し、内山峠の少し手前で手持ちの昼食を片付けて駐車場に戻ると、朝は1台しか止まっていなかったのに今は満車状態で道路にも駐車しています。これで2日間の例会は好天で無事終了。これから6時間もの長い時間が待っています。
コ-スタイム
内山峠 (6:30~6:42) →挟岩修験道場跡 (7:32)→艫岩展望台(8:27~8:30)→荒船山(9:21~9:33)→艫岩展望台(10:11~10:22)→内山峠(12:22)