榾火山の会

(ほだびやまのかい)

参加者  OM(CL)、IA、IS、OM、KY、KY、KT、KK、SH、SM、NA、MN、YK    13名

記録
2021年11月6日 冠山
奥美濃シリ-ズ10回目は岐阜県揖斐川町と福井県池田町の県境の冠山・金草岳です。冠山峠を挟んで隣り合った山ですので、朝早く取りかかれれば1日で両方とも登れる山ですが、滋賀県からは3時間程度掛かるので、早朝からの登山開始は無理なのと、我々ロートルパ-ティ-は1日に2座登るほどの体力は有りませんが時間だけは有ります(現役で働いている方も参加されているので該当しない場合も有ますが)ので1日1座を片付ける様に計画しました。林道の始まる塚白椿隧道の出口では揖斐川地用から池田町に出る国道417号線のトンネル工事が進捗中で、2023年に開通予定との事ですが、開通の暁には塚林道、冠山林道の扱いはどのようになるのか心配です。直ぐには閉鎖されなくても、管理が行き届かなくなり、結局は通行禁止になれば冠山も、金草岳も今の様に気楽に登る事が出来なくなるのでしょうか。

冠山峠出発                  快適な尾根を登る

午前10時過ぎに冠山峠に付いて見ると日曜日の好天で満車状態ですが何とか3台とも無事に駐車出来、準備後直ぐに出発。良く登られている山なので登山道は歩き易く整備されており、好天でP115611月と言うのに暑いくらいです。紅葉は山の中腹以下では最盛期ですがこれから向かう冠山は最盛期が過ぎて落葉しており残念です。P1156を過ぎた辺りから北側に薄っすらと雪を被った白山が見えて来ますが真っ白とは言えないまだら模様です。この時期に今のような状態だと、道路がどこまで入れるか等アプロ-チの状況は分かりませんが、山に登る事自体は難しく無いと思われます。降りて来られる登山者とすれ違いながら冠平の分岐まで到着。

岩場を登る                    冠山山頂にて

 

此処から山頂までがロープも設置された岩場交じりの急坂が始りますが岩は乾燥しているので全員スムースに登り切り山頂に到着。山頂は我々13名の大パーティ-が到着すると一杯になってしまう程狭い山頂ですが、周囲は360度の大展望で、北から東にかけては白山を初め福井県内の荒島岳、部子山、銀杏峰を初め県境の能郷白山、若丸山等が望めます。

明日登る予定の金草岳           北側は中央左奥に白山、右に能郷白山

南側は奥美濃の山々が見えていますが山座同定が出来ませんのでパノラマ写真を撮って帰宅後同定することにします。全員の集合写真を撮って頂いた後、暖かい日差しの中で昼食。昼食後は乾いているとは言え滑ると大変ですので慎重に下降して、冠平に寄り道して下山します。

お疲れ様                    冠山・金草岳ル-ト図(クリック拡大)

帰り着いた冠山峠は車の台数はかなり減ってはいますが未だ多くの車が駐車しています。これから岐阜駅近くの今日のビジネスホテルに向かいますが丁度良い時間になりそうです。

コ-スタイム
冠山峠(10:20~10:32) →P1156(10:55)→冠平分岐(11:45)→冠山(11:59~12:32)→冠平(12:51~13:01) →冠山峠(14:03)

11月7日 金草岳
今日はビジネスホテルで朝食後冠山峠に向かいます。峠への到着は昨日よりも1時間以上早いですが好天ですので既に多数の車でほぼ満車状態です。駐車後出発準備をして昨日とは反対方向に出発。今日のルートは冠山峠の標高が約1050m、金草岳への稜線の最低コルの標高が約900mですので相対的に登山開始は下りから、帰りは登りで登山終了となる少々変わったルートです。

お地蔵さまに挨拶して              始めは滑りやすいトラバ-ス道

初めはP1118の北側の山腹をトラバ-スしながら進みますが露に濡れた木の根が滑りやすいので注意しながら歩きます。直ぐに山頂付近は少し雲が掛かっていますが白山が見えて来ます。稜線最初の1046.6m三角点ピークの木の切断面に「無神山」と小さく表記されていますが誰がつけたのでしょうか。此処から最低コルに向けて上り下りを繰り返しながら下って行きます。此処からロープを掴みながらザラザラの急坂を登り切ると桧尾峠に到着。此処からは福井県側の樽俣川に下るル-トが有り、16年前は此のルートを登って来ましたが、少し下ってみると若干ヤブ気味の様で余り通られていないのでしょうか。P998を過ぎると南側が急斜面の笹原となり展望が開け、暑いくらいの穏やかな天気の下、奥美濃の山々(山座同定が出来なくて帰宅後写真を見ながら同定)を眺めながら歩きます。

桧尾峠への稜線より白倉岳            白倉岳へ登る

道端の木にぶら下がって、うっかりすると見逃すような山名標が有る白倉岳を通り越して一旦下り登り切ると金草岳の山頂に到着。桧尾峠で追い抜かれた4人パーティ-の若者が昼食準備中でしたが、集合写真を撮って頂き、我々ものんびりと昼食。

白倉岳への登りから振り返ると昨日登った冠山が   白倉岳から金草岳

山頂は生憎西側が背の高い笹で見通しが悪く冠山と同様360度の大展望とは行きませんが昨日登った冠山は目の前で、白山も雲が切れて顔を出しています。

金草岳山頂にて                 蒼天の下山

下山は正面に冠山を見ながら下り初め、紅葉見物の方々も多く賑やかです。
帰りは北陸自動車道を経由して帰りましたが、道路工事の渋滞で遅れました。往路と同じ道路を帰って方が良かったかも知れません。何れにしても2日間穏やかな好天に恵まれ、のんびりと2座が楽しめた例会でした。

道端にツルリンドウの実が               お疲れ様

コ-スタイム
冠山峠(9:04~9:12) →P1046.6(9:36)→桧尾峠(10:12~10:22)→白倉岳(11:00)→金草岳(11:29~12:05) →白倉岳(12:20)→桧尾峠(13:03~13:13) →P1046.6(13:58~14:06)→冠山峠(14:28)