榾火山の会

(ほだびやまのかい)

参加者   OM(CL)、IA、IS、MM
2021年12月19日
予想では鳴野橋付近は薄っすらと雪が有る程度と思っていましたが八日市インターで降りてビックリ。道端には除雪された雪が積上がり、甲津畑に近づくにつれて雪は更に多くなって屋根を見ると20cm程積もっています。これでは岩ヶ谷林道入口の鳴野橋まで入れるか否かよりもどこまで除雪されているかが問題で、少なくとも岩魚の里までは除雪されているだろうと車を進めます。所が岩魚の里の600m程手前で車が止まっており、聞いて見ると倒木で道路は通れないとの事で道路脇に駐車されて出発準備されています。我々もスコップで道端を除雪して駐車します。

道路脇に駐車して出発              林道入口も20cm以上の雪

先程の2人パーティ-の方は直ぐに出発され、我々も準備後出発。やはり岩魚の里までは除雪されてはいましたが、その先は昨日入ったと思われる轍が有り、我々が駐車した場所より手前の道端に2台駐車されていた方と2人パ-ティ-の方と会わせて4人程が歩いたトレースが有ります。雪がさらに深くなり、先行者もワカン、スノ-シュ-を履いた様なので岩ケ谷林道入口でワカンを履きます。この時期にこれだけの雪は何年ぶりでしょうか。トレースが有るのでかなり楽なのですが、益々増加する積雪でなかなか進まないので林道終点に到着した頃には予定していた行程(奥の畑~清水の頭~雨乞岳~西尾根)はすっかり諦めて、本来下山に予定した西尾根の末端を偵察がてら登ってみる事に予定を変更(山に登らずにアプロ-チの往復を歩くだけ)します。

フジキリ谷の吊り橋を慎重に渡る           西尾根末端の急斜面を登る

フジキリ谷の登山道は積雪で斜面化している所も有りますが新雪なので問題なく進み、奥の畑分岐の手前で単独の方が下山してこられます。残りの3名の方は杉峠に向かって進まれたが、その方は途中であきらめて戻って来られたとの事。奥の畑分岐に到着したのは11時半前でしたので1時間程西尾根を末端から取付いて見ることにして、尾根末端のカヤが群生している急斜面を膝までの新雪をかき分けて登ります。登り切ると雪が吹き飛ばされた岩がゴロゴロした細い尾根で古いテ-プが有ります。直ぐに岩場となり左側を巻き上がりCo750mの小ピ-クの登ると清水ノ頭の稜線が見えて来ますが予定した時間になったので小ピ-クの下のコルで風を避けて昼食。

樹間から清水の頭の稜線が           西尾根末端の急斜面を下る

昼食後は下降する急斜面の雪が少ないと滑り落ちてしまう可能性が有る為、吹き溜まりを探りながら下降し、蓮如上人旧跡に下降します。帰りのトレースには人数は分かりませんが下山した形跡が有り我々も続きます。帰りは何時もの様に長く感じられるのですが、今日は特に長く感じられる帰り道です。

蓮如上人旧跡に戻って来ました           我々のトレースがはっきりと残っている

岩魚の里からの除雪された道はすっかり路面が現れており、朝の倒木も綺麗に処理されています。戻り着いた駐車地には朝の車は未だ残っておりまだ帰られていない様子です。

お疲れ様                        雨乞岳ル-ト図(クリック拡大)

コ-スタイム
岩魚の里手前の道端(8:05~8:20) →岩ヶ谷林道入口(8:47)→桜地蔵 (10:22)→林道終点(10:28)→奥の畑分岐(11:20)→西尾根Co750mコル(12:24~12:50) →蓮如上人旧跡(13:07~13:12)→林道終点(13:55)→岩ヶ谷林道入口(15:05) →岩魚の里手前の道端(15:35)