榾火山の会

(ほだびやまのかい)

参加者  OM(CL)、IA、IS、NK
2023年2月01日
今日は、リクエストが有り昨年と同時期の堂満ルンゼです。1月25日からの雪で暮雪山多目的保安林駐車場までは入れず、かろうじてイン谷口駐車場までは4駆の車なら入れるとの事ですので、私の車は湖西線比良駅前に駐車し、電車で来られたIさんと2人Nさんの車に同乗して20cm程積雪があるイン谷口駐車場に到着。1台先着車が止まっています。正面谷沿いの登山道にははっきりしたトレースが続いていますが、積雪は昨年と比べて格段に多く第一ルンゼ入口で60~70cmは有りそうです。

インタニ口谷駐車場を出発              第一ルンゼ入口の堰堤に到着

入ってすぐにアイゼンを履きますがトレースは30日のヤマレコのレコ通りはっきりと残っており、楽勝、楽勝とほくそ笑みながら小滝まで登ります。小滝の乗越ではNさんは果敢に左の直登に挑みますが我々はロ-プの有る右側の安直ル-トで乗り越します。乗り越してびっくりトレ-スが綺麗に消えています。ワカンを持参しなかった事を悔みますが後の祭り。

小滝を登るNさん            小滝を登るIさん

トレ-スが無くなると常時膝上以上、深い所では股上から腰程のフカフカ雪を4人で交代しながらラッセルしますが遅々として進みません。雪を掘り起こして断面を見ても異なった層は見られず、所々小沢から落雪が原因と思われる小さな雪崩の跡が有るものの雪は安定している様子なので1歩1歩高度を上げていきます。

上部支稜が見えて来ます             上部支稜への登り

Co850m付近まで登って来ると支稜の稜線が見えて来ます。Co970m付近で左の支稜に登りそのまま山頂まで行くか、右側のルンゼを詰めてから山頂を目指すか検討しますが、今年は左の支稜に登ることにします。支稜に登ってから山頂までも深雪と格闘しながら堂満岳山頂に到着。

山頂より琵琶湖                  堂満岳山頂にて

昨年より1時間以上余分にかかっています。山頂には誰も居らず風は余り無いのですが、生憎の天気で琵琶湖は鈍色に光っており、伊吹山、霊仙山が薄っすらと見える程度です。昼食後は予定通り第三(第二?)ルンゼを下る事に決定し下降点に向かいます。下り易そうな所から下降開始。傾斜も第一ルンゼと同程度で、膝から股下まで潜るのくらいで滑落の心配も無く、雪質も安定しており新雪雪崩も発生しそうもない無いので快適に下れます。

第二ルンゼ上部を下ります             第二ルンゼ下部を下ります

Co730m付近から流れが顔を出して来ますが流れは雪に埋もれており踏み抜かない様に気を付けながらの下りは昨年以上に疲れます。左手に金糞滝が現れて来ると直ぐに青ガレ登り口の夏道に合流。何も無く下降出来てホッとします。最後までアイゼンを脱ぐことなくイン谷口の駐車場に戻ってきます。昨年とは違いルンゼの積雪が多くて難渋しましたが久しぶりに充実した良い一日でした。お疲れ様。

戻って来ました                  堂満ルンゼル-ト図(クリック拡大)

コ-スタイム
イン谷口駐車場 (7:25~7:41) →大山口(8:11~8:17)→第一ルンゼ入口(8:55)→堂満岳 (12:23~13:09)→第三ルンゼ下降点(13:28)→青ガレ登り口 (14:34) →第一ルンゼ入口(14:41) →大山口(15:07)→イン谷口駐車場(15:26)