榾火山の会

(ほだびやまのかい)

伊吹山  山行報告

参加者   OM(CL)、IA、IS、TK、NK
2023年2月15日
前日の14日からの寒波で山頂付近はかなり風が吹くが雪は降らないとの天気予報なので予定通り実施する事にしますが、起床して外を見ると歩道には薄っすらと雪が積もっています。伊吹山では新雪が積もっていた場合、中尾根上部での難渋が予想されますがその場合は行ける所まで行って見るつもりで、朝6時に自宅に集合し、Nさんの車で伊吹山へ向かいます。登山口へ向かう途中で見える伊吹山には新雪が積もった様子はほとんど見られないのでホッとします。予想したよりもいい天気になりそうでテンションカが上がってくる中で出発準備をします。準備中に名古屋ナンバ-の車が到着し3人の若者が準備していますが、どうやら我々と同一ル-トの様です。

出発です                  雪庇の縁を登ります

京極氏城館跡への道を登って行きますが雪は殆ど有りません。城館跡を通り過ぎ弥高寺跡への分岐手前で残雪が登山道を覆う様になり樹間から伊吹山が見えて来ます。弥高山から弥高山最高点への開けた尾根から中尾根の全貌が見えて来ます。尾根下部には雪庇の残りが連なって残っており何とか雪上を歩けそうですが、上部の急斜面の部分は尾根芯は残雪が殆ど無く東側の斜面との境目を残雪を拾いながら登るようになりそうで、余り面白くない状況が予想されます。五合目への分岐付近で中尾根に取付きますが残雪は少なく灌木のヤブを漕ぎながら高度を上げて行きます。京極氏遺跡付近で追い越していった3名の若者は予想通り残雪とヤブと岩の境目を登っているのが見えて来ますので我々もそのトレ-スを辿りますがCo1200m付近で東側の斜面方向に振り過ぎて急斜面をトラバ-ス気味に登り小尾根に登り着いた点で修正し本来の尾根に戻ります。

中尾根の超斜面を登ります     登って来た尾根を振り返る

その後は岩の中に灌木が生えた登りにくい尾根を暫く登ると頂上台地に端に登り着き鹿避け柵を跨いで山頂に到着。遠望は有りませんが予想したほどの強風は吹いておらず集合写真を撮った後、昼食を摂る為に伊吹山寺覚心堂に入ると、件の3名の若者が昼食中で、狭い場所を詰めて頂き我々も立ったまま昼食。彼らは先に下山して行きますが、昼食後のルートは、天候もそこそこで視界も確保されており、時間も予定より1時間以上早いので南東尾根からドライブウェイに下り、ドライブウェイから川戸谷林道へ下る地形図の破線が途中まで記載されている支尾根を降りることにします。

伊吹山山頂にて               これから下る南東尾根を見下ろす

南東尾根からの下降点からの状態を見ると中尾根より穏やかで5年前に登った時に閉口したツゲのヤブも雪の下です。只、Co1170mの台地下のユヅリハとカヤは健在ですが残雪を拾いながら尾根芯を下りドライブウェイまで降りて来ます。此処迄降りて来れば川戸谷林道への支尾根の状態は分かりませんが下降ル-トの難所は終わったと思われるのでホッとします。

 

急斜面を下ります               ブナ林の台地から振り返る

ドライブウェイはまだ除雪されていないのでアイゼンを履いたまま下りますが、Co840m付近まで除雪されており此処でアイゼンを脱ぎます。Co800m付近のヘアピンカ-ブから川戸谷林道への支尾根は地形図通り山仕事用(?)の古道が通っておりヤブ殆どない快適な尾根です。

ドライブウェイから中尾根と伊吹山              川戸谷林道への尾根を下ります

最後の急斜面を下り折戸谷の砂防ダム上流の河原を渡り川戸谷林道に着地。林道を10分程歩いて駐車場に戻ります。残っているのは我々の車だけです。お疲れ様。

お疲れ様                   伊吹山ル-ト図(クリック拡大)

コ-スタイム
上平寺駐車場 (7:20~7:29) →弥高山(8:56~9:01)→弥高山最高点(9:19~9:36)→五合目への分岐 (9:42)→伊吹山(11:22~12:06)→南東尾根下降点 (12:19) →ドライブウェイ(13:14~13:25) →川戸谷下降点(14:08)→川戸谷林道(15:16) →上平寺駐車場(15:26)