榾火山の会

(ほだびやまのかい)

能郷白山 山行報告

参加者   OM(単独)、
2023年7月27日
天気が良ければ前日は市ノ瀬キャンプ場でテント泊し、本日白山に登り白山釈迦岳経由で戻ってくる計画を立てましたが2日共午後は雨天予報でしたので、急遽雨天予報の出ていない能郷白山に能郷谷から日帰りで登る計画に変更しました。このル-トは、福井県境の温見峠からの短縮ル-トが出来るまでは岐阜県側からの唯一のルートだったのですが、能郷谷ルートは大雨で林道が崩壊してからは途中の此金谷の橋までしか車で入れないので、それまでより所要時間が約2時間多くなり余り登られていない様で、私も26年ぶりの能郷谷ルートからのピストンです。

此金谷の橋手前に駐車               能郷谷登山口

此金谷の橋の手前にロープが張られているので、広場に車を止めて、能郷谷林道を遡ります。しばらく歩くと林道は洗い越しになって、谷川が流れています。水深は5cm程度ですので急いで渡ると後ろから軽四が1台登って来られます。林業の方でしょうか。Co510m付近の広場には先ほどの軽四を含めて3台駐車して居ます。此処までの林道は問題なく通過可能ですので、此処迄車が入れれば林道を歩くのが半分になり随分楽になります(私の勝手な言い分ですが)。此処からは車も余り通らないのか少し荒れて来て能郷谷右岸から左岸に渡った辺りで林道は途切れて少しの間踏み跡を辿り、再び廃道となった林道を登ると登山口に到着。

能郷谷渡渉点には橋が架けられています      前山はまだまだです

登山口には案内板が設置され、渡渉点には沢には橋が掛けられており、以前の様に岩の上を滑らない様に恐る恐る渡渉しなくても良いのでホッとします。登りは以前と変わらず急登の連続ですが、朝の樹林帯は涼しくて、風はないのですが快適に登れます。一旦廃林道(26年前は「此処まで車が入れたのに残念」と記録されています)に登り着くと前山がまだまだ高く聳えており、再び急登が始まりますが、時々平らな山道にもなってかなり楽にはなりますが、「お迎ブナ」を通り過ぎると樹木の背が低くなって直射日光か当たるようになり、時々涼しい風は吹きますが、下界の猛暑日が此処でも再現されて汗が流れるのが分かる程に暑い。

標高1410m付近より伊吹山方面          前山より能郷白山

前山を越すと吊り尾根の最低鞍部への登山道ですが今までの急登と比べて随分楽な道が続きます。最低鞍部からの最後の登りを登る途中で単独の方が降りて来られますので挨拶して行き違いますが何処に行かれるのでしょうか。登り切ると奥宮との分岐ですが先ず山頂に向かいます。山頂は平日ですので誰も居ません。北側の展望が開けて来ますが遠望は利かず荒島岳まではかろうじて見えるのですが、白山は全く見られず残念。

能郷白山に到着                山頂より荒島岳、屏風山方面

暫くすると単独の方が温見峠から登って来られ、写真を撮って頂いた後一緒に奥宮に向かいます。奥山からは北側を除いた展望が広がっていますが、遠望は利かないのは山頂と同様です。この頃になると曇って日光の直射が無くなったので昼食。先ほどの単独の方は一足先に下山されます。昼食後下山に掛かりますが、来る途中で気が付かなかった花の写真を撮りながら下り、前山直前で先ほどの単独の方が戻って来られるので少しお話をします。山頂から見た前山が気になったので前山まで行って見たがピークまでは行けなかったとの事。その後すぐにもう一人の単独の方とすれ違います。

山頂付近のアキノキリンソウ              下山路より前山
下山は急坂ですが快適に下りますが、下るにしたがって風もなく蒸し暑で身体か暑くなって急に疲労がましたので渡渉点まで直ぐですが休憩して冷えたお茶を大量に飲むと正常になりますが、熱中症になりかかっていたのかも。それでも喉の渇きが収まりませんので、渡渉点の沢水を被って体を冷やし、沢水を飲み塩分を補給するとすっかり元に戻ります。

戻って来ました                 能郷白山ル-ト図(クリック拡大)

朝駐車した場所には前山ですれ違った方の車と思われる車が止まっています。先ほど飲んだ汗で濡れた服を全て着替えるとすっきりしますが、未だ喉の渇きが完全に収まらないので途中のコンビニでかき氷、ジュースを買い何とか抑えて帰途に付きます。

コ-スタイム
能郷谷林道駐車地 (7:02~7:10) →登山口 (8:07~8:11)→廃林道(8:53) →前山(10:18~10:28)→能郷白山山頂(11:29~11:35)→奥宮(11:39~12:05)→前山(13:00~13:09)→廃林道(13:46) →登山口 (14:19~14:32)→能郷谷林道駐車地(15:15)