参加者 OM(CL)、IA、MN、YK
2023年10月3日
今回は高妻山と北信五岳の最後の山、戸隠山です。本来の計画では初日に高妻山に登り、2日目にコースタイムの短い戸隠山を登って帰宅する予定でしたが、前日の天気予報では4日は雨天予報です。戸隠山の岩場は濡れると滑る可能性が有るので、好天予報の3日に登る事にします。高妻山登山者用駐車場は既に多くの車が駐車して居ます。我々も準備後、登山口の奥社参道に向かって戻ります。朝早いので奥社には誰も居ません。登山の安全を祈願し、ヘルメットを被り、社務所の横から登り始めますが、天気は予報とは異なり曇天で戸隠山は肩の辺りから上はガスに覆われていますので今一つ士気が上がらない上にいきなり息もつかせない急登を五十間長屋まで登ると堆積物に石が埋め込まれた岩壁が現れて来ます。
出発です 2番目の岩場を登ります
西窟でストックを片付け、一息入れて1番目の鎖場を登り始めます。鎖場は次々と現れて来ますが、堆積物から突き出した石のホールド、スタンスが豊富で簡単に登れます。胸突岩が終わると、蟻の塔渡りになります。開始点から眺めるとnet情報通りナイフリッジで、両側は切れ落ちて高度感は有りますが、広い部分は立った状態で歩け、狭い部分は馬乗りにならなくても不動沢側に一歩下がり屈むとリッジの岩を掴みながら歩けるので早く進め、剣の刃渡りも不動沢側のテラス状の踏み跡に降りて、リッジの頂点を掴んで歩けるので安全に通過できます。後続のメーバ-もスイスイと通過して八方覗に登り着きます。此処から眼下に蟻の塔渡り、剣の刃渡りの全貌がはっきり分かり、これから此処を登る登山者が数名休んでいるのが望めます。
蟻の塔渡り 剣の刃渡り
八方睨みより、明日登る予定の高妻山 蟻の塔渡り、剣の刃渡りの全景
戸隠高原側は相変わらずのガスですが西側は晴れて来て明日登る予定の高妻山が見えて来ます。山頂直下は急登の様です。此処からも絶壁の縁を辿る稜線の道を注意しながら進みます。稜線上は紅葉が始っていますが、今年は高温が続いた為か、既に茶色く枯れかけた葉も多く今年の紅葉は余り冴えない状態になりそうです。
戸隠山山頂にて 戸隠牧場まで降りて来ました
九頭龍山を乗り越して一不動避難小屋に下る途中の樹間から後立山連峰北部の山々が見えて来ますが、明日高妻山の山頂から同じ絶景を観たいものです。一不動避難小屋で一息入れて昼食後大洞沢沿いの下山道に入りますが、このルートも帯岩、滑滝の鎖場が有り濡れている所も有るので慎重に下り、観光客で賑わっている戸隠牧場を通り、高妻山登山者用駐車場まで降りて来ます。鏡池に寄り道し本日の戸隠山を眺めなおしてホテルへの帰路につきます。
鏡池より戸隠山 戸隠山ル-ト図(クリック拡大)
コ-スタイム
高妻山登山者用駐車場(6:30~6:41)→奥社参道(7:15)→奥社(7:47~7:57)→西窟(8:58~9:07)→八方睨(9:46~10:12) →戸隠山(10:25~10:29) →九頭龍山(11:11~11:21) →一不動避難小屋(12:13~12:38)→高妻山登山者用駐車場(14:31)