榾火山の会

(ほだびやまのかい)

阿弥陀ケ峰 山行報告

参加者   OM(CL)、IA、IS、NK、MN     5名

2024年1月31日
今回は、鈴鹿山地最北端の霊仙山へ、阿弥陀ケ峰を経由して登るル-トで冬季はトレースが殆ど期待出来ないローグル-トです。午後に掛けて天気が悪化する予想の曇天の下、上丹生のいぼとり地蔵の駐車場に車を止めて出発します。道路脇に24日の残雪が残るだけで、浄水場への道にも数センチの残雪です。

いぼとり地蔵を出発                雪の少ない急斜面は登りにくい

浄水場東側の杉林の杣道に入りますが、積雪の為直ぐに分からなくなり適当に登り始めます。杉林の急斜面は雪が少なく、露出した土はドロドロで蹴り込みが甘いと滑りますのでストックを斜面に打ち込みながらゆっくりと登りますが、後続はかなり難渋しており直登を諦め斜めに登ります。Co300m付近でようやく傾斜が緩みますが、今度はカレンフェルトの尾根となり岩の間を縫って登ります。

カレンフェルト+ヤブの尾根を登ります      雪が増えて来たのでワカンを履きます

阿弥陀ケ峰への尾根に登り着くと暫くはカレンフェルト+ヤブの尾根となり尾根芯が進めなくなり尾根芯を外しながら進みますが雪が少ないので踏み抜いたりで遅々として進みません。ヤブが終わりしばらくは順調に進みますが、Co660m付近の倒木帯に当り積雪が20cm程度ですので踏み抜かない様に右往左往しながら進みます。やっと解放され積雪も30cm程度になって来たのでワカン、スノ-シュ-履き高度を上げていき阿弥陀ケ峰に到着。

樹間から伊吹山                 阿弥陀ケ峰にて

登り口から3時間余り、霊仙山山頂までの行程の半分程度で、高度差は大したことは無いにしても、此処までも時々小雨が有り、夕方からは雨との予報も有りますので安全を期して、残念ながら此処で引き返すことにして無風の中でのんびりと昼食後下山に掛かります。登り始めの急斜面を下るのは軽アイゼンを履いていても滑る可能性が高く危険なので、登りながら確認して置いた東側の浅い沢を下ることにします。

 

下山時霊仙山のテーブルランドを振り返る       急斜面を下ります

降りて来ました                 阿弥陀ケ峰ル-ト図(クリック拡大)

浅い沢の源頭部には石組が残っており(田圃?)そこから崩れかけた杣道が下っていますので、それを辿って朝の登り口に無事に下山。何とか雨が降り出す前に下山出来ました。お疲れ様。

コ-スタイム
上丹生いぼとり地蔵(8:00~8:12)→浄水場登り口(8:31)→阿弥陀ケ峰(11:47~12:35)→浄水場登り口(14:53)→上丹生いぼとり地蔵(15:15)